イギリスで急増する犬の誘拐!屋外で犬を飼うことの危険性 | トピックス

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身近で起こっている動物に関する事件や情報の発信blogです。

2016年㋂9日更新tsunayoshiより

 今では家族の一員として
私たちの生活、そして人生のパートナーである
犬たち。

皆さんは愛犬をどのような場所で
飼っていますか?!

昔ならば家の防犯もかねて庭で
犬を飼っていた人も多いかと思いますが、
そんな飼い方ができない世の中に
なってきました。

ここ数年でイギリスで急増している犯罪とは?!

泥棒の目的はお金より犬?!



過ごしやすい季節がやってきたら
人も犬もできるだけ外で過ごしたいものです。

家に愛犬を放し飼いにできる庭を
持っている飼い主さんなら、
犬を自由に庭で遊ばせたり
したいですよね?

しかし、ここ数年でイギリスでは
そんな庭飼いの犬たちが泥棒の
被害に巻き込まれているのです。

家の中にある金品を狙った泥棒が
多かった昔に比べ、近年はそんな家を
守る犬たちが泥棒の餌食に
なってしまっています。

特にイギリスは美しい犬の
原産国としても名高い国であるだけに
、お金になるような犬種を飼っている
人が少なくありません。

そんな高級犬を狙った犬泥棒たちが
後を絶たないのです。

今は愛犬を番犬にはしておけない?!


家を守ってもらうために庭で犬を
飼っていても、その犬を盗まれて
しまっては飼い主にとって一生消える
ことのない傷と後悔を背負うことに
なってしまいます。

Churchill Pet Insuranceが1167人の
犬の飼い主に行った調査によると、
38%の飼い主が愛犬を外で遊ばせることを
極力避けているということが分かりました。

そして66%の飼い主が、多くの
ブリーディングがより一層犬泥棒の
増加を促進しているのだろうと
答えたのです。

特に泥棒に狙われやすい犬種は、
小柄で年齢が若い3歳以内の
犬だと言います。

泥棒によって飼い犬を盗まれた女性は、
「私が目を離した隙に愛犬が誘拐に
遭いました。

しかし彼らは私の犬が年老いている
ことに気付き、隣町の道路に
投げ捨てられたので後日無事に
保護されました」と語ります。

しかし、彼女にように盗まれた犬が
返ってきたりネットで売買されている
ところを発見されて保護されるケースは
稀なのです。

愛犬を守れるのは飼い主だけ!
私たちがするべきコト


イギリスの場合、一度盗まれた犬たちは
ネットなどで闇取引されたり、
そのまま外国へ売られてしまい、
二度と飼い主の手元に戻ってこない
ことがほとんどです。

そんな最悪な事態を招かないためにも、
K9 Magazineのエディター・Ryan O'Mearaは
以下のような注意点を飼い主たちに
呼びかけています。


•家のゲートを開けっ放しにしておかない

•家のフェンスやゲートが
セキュリティー的に十分な高さが
あるか判断する

•ゲートなどに音が鳴るベルなどを
取り付ける

•フェンスやゲートが簡単に
壊されないような素材にしておく

•庭に犬を置いておく場合、
常に目が届くようにしておく

•愛犬にマイクロチップを装着して
必ずアップデートしておく

•買い物の際に、お店の外や車の中に
愛犬を置き去りにしない


増え続ける犬泥棒、その原因と対策とは?!


イギリスで犬を狙った誘拐が
絶えない背景には、留まることのない
血統書付きの犬のブリーディングや
小型犬の人気が止まないことが
ひとつの原因として考えられます。

人間の欲が“犬の誘拐”という
悲しい犯罪を増やしてしまっている現実。

日本で犬を飼っている私たちも
人事ではありません。

犬の人気が過剰になればなるほど、
犬たちを自由に外で遊ばせることが
できなくなってしまうのです。

イギリスで起こっている犬泥棒の現状、
どのような対策を取れば減らすことが
できるか、ぜひ一度考えてみてください。