京都動物愛護センター(京都市南区)から
譲渡された犬の飼い主を対象にした
「譲渡犬飼い主サポートセミナー」が
12日、同センターで開かれた。
参加した約20人が、講師から犬のしつけや
接し方に関する基礎知識をあらためて学んだ。
昨年度、同センターが保護した犬は
327頭で、そのうち185頭が一般に
譲渡されたという。
譲渡後の犬の様子を知り、
飼い主の悩みを共有しようと初めて
開かれた。
飼い犬の育成指導を行う山本央子さん
(57)=千葉県=が講演し、
「何があっても叱らないで」と強調。
「ほえる」「かむ」などの行動の背景に
ある理由を解説した。
決まった場所に排せつさせるこつや、
犬が安心できる居場所づくりについても
紹介した。
飼い主からは
「犬が電気コードをかんで困る」
「顔見知りの人が通り掛かるとほえ続ける」
などの悩みが上がり、山本さんの
アドバイスを真剣な表情で受けた。

犬のしつけについて解説する
山本さん(右)の話に
聞き入る飼い主たち
(京都市南区・京都動物愛護センター)