2003年02月14日 08:00LIAより
13日午後7時40分ごろ、
山形市七浦の農道で、
近くの農協職員、桜井重安さん
(50)と一緒に散歩していた犬が、
すれ違ったジープ型の車から散弾銃で
胸を撃たれて死んだ。
桜井さんは、
犬の7~8メートル後方を
歩いていて、けがはなかった。
車はそのまま逃走した。
山形署が銃刀法違反と
器物損壊の疑いで捜査を始め、
車の行方を追っている。
調べによると、
犬はメスの柴犬の雑種で
生後1年7カ月。
桜井さんは、犬にひもを
付けずに歩いていた。
車はライトを消し、
徐行しながら犬の前方から近づき、
助手席側の窓を開け
1発だけ発砲した。
車内に男2人が乗っていたとみられる。
犬と車の距離は約3メートルだった。
傷口の状態から発砲したのは
散弾銃と確認した。
現場は同市北部の田園地帯。
※道路や住宅街で猟銃を発砲する事は
鳥獣保護法違反。
散歩の犬射殺「キツネと誤認」
犬射殺で2人を逮捕=「キツネと見誤った」
と供述-山形市内で散歩中の犬が
散弾銃で射殺された事件で、
山形署は14日、狩猟法違反などの
疑いで 山形市七浦、
大工佐藤忠志(60)と
同市十文字、
建築業東海林勝男(64)の
両容疑者を逮捕した。
調べによると、佐藤容疑者らは
13日夜、同市漆山の農道で、
散歩をしていた山形市七浦、
農協職員桜井重安さん(50)が
連れていた飼い犬を、
車の中から散弾銃で射殺した疑い。
同容疑者らは事件当時、
現場付近で猟をしていたが、
桜井さんの犬を
「キツネと間違えて撃った」と供述。
射殺後に犬だったことや
桜井さんに気付き、
車で逃げたという。
血だらけのゴンを抱いて帰った
桜井さん一家のショックは大きく、
「飼い主の目の前でやるなんて
人のやることではない。
どういう気持ちで撃ったのか
聞いてみたい。」
桜井さんの父信夫さん(71)は、
「息子が血だらけの犬を抱いて
『殺された。ゴンちゃんが撃たれた』と
言って泣きながら帰ってきた。
絶対に許せない!」と憤る。
Life Investigation Agency (LIA)