犬好きさんには知ってて欲しい!黄色いリボンの意味とは? | トピックス

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2015年08月04日わんちゃんホンポ

街で黄色いリボンをつけた
犬を見かけたことはありますか?

このリボンにはいろいろな意味の
メッセージが含まれています。

犬を飼っている人も
飼っていない人も、
ご理解いただいて、
協力して欲しい活動の一つです。

ここで言う協力とは、
そのプロジェクトに積極的に
参加して何かを行うという
ものではなく、そっと見守ること、
ただそれだけなのです。

犬に黄色いリボンを着ける
「イエロードッグプロジェクト」、
心の片隅に記憶しておいて、
見かけたら思い出して下さい。



イエロードッグプロジェクトについて

「イエロードッグプロジェクト」という
運動をご存じでしょうか?

このプロジェクトは2012年6月に
スウェーデンで始まった運動です。

この運動の主旨に賛同したアメリカ、
オーストラリア、カナダの三国の
有志が基金を立ち上げたのが
はじまりで、今ではインターネットを
通じて多くの国でたくさんの人の
知るところとなりました。

概要とリボンを着ける意味


散歩中の愛犬

犬の心理学者やドッグトレーナーなどを
メンバーとするスウェーデンの
グループが、オーストラリアの一部の
ドッグクラブで、周囲の刺激に敏感に
反応してしまう犬の目印として、
黄色いリボンをつけていることを
ヒントに

・健康上の問題
・トレーニング中
・社会復帰のための訓練中
・他の犬が怖かったり、他の犬が近くに
    来ると反応してしまう

など、様々な理由で、
他の人や犬との関わりを
避けたい犬に「黄色いリボン」や
「黄色いバンダナ」を着けることで、
周りの人に「そっとしておいて欲しい犬」
であることの目印としようと
始めたものです。

リボンをつけた犬を見かけたら
むやみに近づいて撫でたり、
触ったりせず、
そっとしておいてあげて下さい。

そして、そんな活動が
今世界で少しずつ広まっていること、
リボンを付けた子を見かけたら
どうすればいいのか、
周りのお友達や家族にも教えて
欲しいと思います。


草むらに座る愛犬

まとめ

活動が始まって、
もう何年か経ちますが、
まだまだ知らない人は多いのでは
ないでしょうか?

かく言う私も実際に黄色いリボンを
着けた犬に遭遇したことはありません。

そして、もし黄色いリボンやバンダナを
着けた犬にあっても、
その意味を知らなければ、
「あら可愛い黄色いリボンを着けてるのね」
で終わってしまい、黄色いリボンを
着けていることによる効果は
得られないことになります。

つまり、より多くの人がこの
黄色いリボンに託された意味を
知ることが、一番大切な事なのかも
しれません。

飼い犬に何か問題を抱えていて、
周りの人や犬にそっとしておいて欲しい
飼い主さんには、是非試してほしい
試みである一方、こんな活動も
存在していてることをより多くの人に
知って欲しい、そして協力して欲しい、
そんなプロジェクトなのです。

人の生活の中で例えるならば、
この黄色いリボンやバンダナは、
車の初心者マークやシルバーマーク、
電車やバスに乗っていると良く見かける
「お腹に赤ちゃんがいます」という
ホルダー等と同じようなものです。

それを着けている人を見かけたら、
周りがほんの少しだけ思いやることで、
当事者は余計な緊張やストレスを
軽減出来ることにつながるでしょう。

「イエロードッグプロジェクト」の
様な活動が私たちの生活の中に
浸透していくことで、人にとっても、
犬にとっても、より住みやすい
環境になることを願ってやみません。