県は4日、成犬の譲渡を促進する施設
「ドッグルーム」を宇都宮市今宮4丁目の
県動物愛護指導センター内に開設した。
子犬に比べ譲渡率が低い成犬を展示し、
希望者が直接見て触れ合う場を
設けることで、殺処分になる犬を
1頭でも減らしたい考えだ。
ドッグルームは同センターの愛護館を
一部改修して整備。
縦3・5メートル、
横1・45~1・8メートルの飼育室を
6部屋設け、シャンプールームや
餌調合室、パネル展示などができる
掲示スペースも設置した。
広さは173平方メートル。
以前から子犬は同館で飼育、
展示しているが、成犬は
ホームページでの情報提供のみだった
。成犬は性格がある程度分かって
飼う目的に合った性格か判断しやすく、
飼い主との相性も判断できるなどの
メリットがあるという。
掲示スペースでは、15日まで
アニマル・フォト・ジャーナリストの
児玉小枝(こだまさえ)さんの写真展
「どうぶつたちへのレクイエム」が
開催されている。
