米マクドナルドとタイソンフーズ、動物虐待映像の農場と取引中止 | トピックス

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2015年8月28日 11時32分ロイター

ロサンゼルス 27日 ロイター] -
米ファストフード大手マクドナルド
と米食肉加工大手の
タイソン・フーズは27日、
テネシー州にある農場との取引を
中止すると発表した。

動物愛護団体が隠し撮りした映像に、
この農場の労働者が鶏を突き刺し、
こん棒で殴り、踏みつける様子が
映っていたため。

ビデオテープは動物愛護団体
マーシー・フォー・アニマルズが
ロサンゼルスで開いた記者会見で
公開した。

同団体によると、タイソン・フーズの
契約農場であるテネシー州
デュークダムのT&Sファームで
こうした動物虐待が行われていた
という。

タイソン・フーズはマクドナルドの
商品マックナゲットに使う鶏肉を
納入している。

T&Sファームからはコメントを
得られなかった。

タイソン・フーズの広報担当者は
「当社はこのような動物の
取り扱いを決して許さない」とし、
「この農場との養鶏に関する
契約を解除する」と述べた。

マクドナルドは声明で、タイソンの
決定を支持すると表明。

「ビデオに写っている行為は
決して容認できないと判断した」
と述べた。

同社はタイソンと協力して現況の
調査を進めるとした。

さらに動物愛護や業界の専門家と
協力し、「管理体制の改善や従業員教育の
強化、実践方法の検証」を進める
方針を示した。

同州ウィークリー郡保安官事務所は、
農場の調査に乗り出したことを
明らかにした。