里親決まった猫親子を殺処分 | トピックス

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住民「救えた命が…」
 竹田市と情報共有できず

 竹田市直入町の道の駅ながゆ温泉の
駐車場付近にすみつき、
観光客や地元住民に餌づけされて
いた猫の親子が今年6月、
殺処分された。

子猫については観光客が道の駅に
チラシを掲示するなどして里親を
募集し、引き取り手が見つかって
いたという。

住民らは「救えた命だった」と
残念がっている。

 市直入支所によると、6月3日、
市民が「野良猫だと思う」と
道の駅付近にいる猫2匹を捕まえて
同支所に持ち込んだ。

連絡を受けた県豊肥保健所の職員が
4日に猫を引き取り、間もなく
殺処分した。

 同町の長湯温泉に頻繁に訪れ、
猫の世話をしていたという大分市の
男性(71)によると、
地元住民らと一緒に費用を出し合い、
5月30日付大分合同新聞夕刊
「ぶんぶん」のコーナーに里親募集の
広告を掲載。

道の駅にチラシも掲示し、
引き取り手が見つかっていた。

男性は「猫を保護した市と
情報を共有できていれば」と
話している。

 同支所は「猫は首輪をしておらず、
里親を募集していたことは
知らなかった。

今後は動物の保護状況について
市民への情報提供を進めたい」と
している。


※この記事は、
8月3日大分合同新聞夕刊11ページに
掲載されています。