ペットの熱中症、「家の中ならたぶん大丈夫」がキケン! | トピックス

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2015年7月2日(木) 08時00分RBBTODAYより

2015年も半分を過ぎ、
夏を迎える季節。

この時期、じょじょに増えてくるのが、
暑さによるペットの体調不良だ。

「アクサダイレクト いぬのきもち保険・
ねこのきもち保険」を展開する
アクサ損害保険は、“ペットの健康管理と
熱中症対策の実態”について調査結果を
公開した。

 この調査は、6月5日~7日に行われた
もので、犬もしくは猫を飼育して
いる人855名から回答を得たものだ
(男性:60.4%、女性:39.6%)。

暑さによるペットの体調不良=熱中症の
症状としては、ふらふらする、
ぐったりする、息苦しそうにしている、
よだれが多く出る、体が痙攣する、
食欲低下、水を飲まない、発熱、
下痢、嘔吐といったものがあげられる。

 まず「ペットの熱中症を感じたことが
あるか(心配になったことがあるか)」
を聞くと、「よくある(1.8%)」
「たまにある(11.8%)」
「一度だけある(7.5%)」となり、
全体の21.1%に“ペットの熱中症”の
経験があった。犬・猫別では、
犬は全体の24.4%、猫は17.5%と
なっている。

 「熱中症を経験した時期」を聞くと、
5月から少しずつ増加し、8月だけで
全体の約6割(59.1%)を占めていた。

7月~8月の期間では、全体の8割強
(83.7%)、6月~8月の期間では、
全体の9割強(90.4%)となっている。
この7月からが、いよいよ“ペットの
熱中症の本格シーズン”だといえる。

 熱中症になる環境としては、人間なら
炎天下での運動、暑い車内に長時間いる
といった状況があるが、ペットの場合、
もっとも多かった回答は、
「家のなかで普通に過ごしている時(
44.8%)」だった。

次いで多かったのは「家のなかでの
お留守番中(21.2%)」で、むしろ
「家の中」が上位を占めていた。

3位以下は「お散歩している時(15.0%)」
「車での移動中(10.8%)」
「家の外でのお留守番中(8.4%)」と
なっている。

 犬・猫別でも1位はともに
「家のなかで普通に過ごしている時」だが、
犬の回答率が32.8%だったのに対して
、猫は56.8%と20ポイント以上も
高い結果となっている。

2位以降は犬・猫で結果が異なり、
犬は2位「お散歩している時(26.7%)」、
3位が「家の中でのお留守番中(15.0%)」
だったのに対して、猫は2位が
「家のなかでのお留守番中(27.3%)」、
3位は「車での移動中(8.9%)」だった。

いずれにせよ、「家のなかで普通に
過ごしている=安心ではない」ことが
如実に分かる結果となった。

「普段からやっている対策」としては
「風通しの良い環境にしている」が
約7割でトップとなったほか、
「エアコンで温度管理をする(45.6%)」
「日が当たる場所に長時間居させない
(38.0%)」などの意見も多かったが、
確実とはいえないようだ。

 具体的な症状では「ぐったりしていた」が
全体の65.3%で1位、以下
「息苦しそうにしていた(35.8%)」
「食欲が低下した(21.6%)」などが
続いている。

「どのような応急対処をしたか」の1位は
「水分を補給させた(犬:72.8%、
猫:64.7%)」。

「涼しい場所で休ませた
(犬:52.5%、猫:55.1%)」
「冷却材などを使って体を冷やした
(犬:22.7%、猫:21.3%)」なども
あがっている。

 一方で、ペットが熱中症になって
しまった際に、適切な処置ができたか
どうかについて4段階で自己評価を
してもらったところ、
「適切な対処ができた」と評価した人は
55%だったが、残る45%が
「適切な対処ができなかった」と考えていた。
また、「動物病院などで診療した」
という人は、全体の39.1%と4割弱に
留まっている。





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