一日の中で愛犬の名前を何回呼んで
いますか?
日頃から愛犬と接していれば、たくさん
呼んでいると思います。
愛犬の名前は積極的に呼んであげて、
コミュニケーションを沢山とることは、愛犬の
幸福度にも大きく貢献すると言われています。
しかし、間違った時に愛犬の名前を呼ぶと、
犬に悪い印象を植え付けることにも
なりかねません。
●叱る時には名前を呼ばない
とても多いミスの代表例では、愛犬の名前を
言い、呼びつけて叱るという行為が
よく見られます。
犬の視点でみると「名前を呼ばれたから、
飼主の元に行ったのに、なぜか叱られた」と
混乱してしまいます。この行為を繰り返すと、
犬は”名前を呼ばれる→叱られる”と学習し、
飼主が名前を呼んでも愛犬は近寄って
来なくなったり、無視したりをするように
なります。
当たり前ですね。
誰だって叱られるのは嫌なものです。
●ではどうするか
これは別の機会に叱り方というテーマで
書きたいと思います。簡単に説明する
ならば、叱る時には名前を呼ばずに
「イケナイ!」などと注意を促すのが
ベターです(叱り方には他にも多くの
方法がありますが、いずれも名前は
呼びません)。
叱られるという行為のネガティブな要素と、
名前の関連を持たせないように
するのがポイントです。
●名前を呼ぶ時のシチュエーション
愛犬の名前を呼ぶ時は必ず、何らかの
報酬を与える前がベターです。例えば、
名前を呼んで、愛犬がこちらを見たら
オヤツを与えるなどです。
その他にも名前を呼んでこちらに
反応したら、たくさん褒めるのも
有効です。
名前とポジティブな要素を関連付けが
できると、愛犬は「名前を呼ばれたぞ!
これはきっと良いことがある!」と、
こちらに期待感を持つようになります。
●名前呼びのトレーニング
おすすめのトレーニング方法は、
いつでも行なうことができます。
家の中で過ごしている時や
何気ない時にでも、予めオヤツや愛犬が
好きなオモチャなどを用意して愛犬の
名前を呼びます。そして愛犬が
こちらを見たらご褒美として、
オヤツやオモチャを与えます。
散歩の途中でも突然に名前を呼んで、
こちらに反応したら、オヤツを与えたり、
おもいきり褒めちぎります。
これで愛犬に”名前=報酬がある”と
教えることができます。これらの
トレーニングを繰り返していると、
愛犬の名前を呼んだだけで愛犬は
嬉しそうにこちらに反応するように
なります。
もちろん、愛犬の期待を裏切らない
ように、名前を呼んだら必ずを報酬を
与えるようにします。
決して叱るなどのネガティブな行為を
行わないようにすることが大切です。
こうした事でも愛犬の信頼関係を
強化することができます。
皆さんも是非、試してみてください。
※TOP画像は著者が撮影したもの。