「川崎市議会の今がわかる」 寄稿
家族の一員となった動物たち
川崎市議会議員 かすや 葉子
川崎市の平成26年7月現在の犬の登録頭数は、
68万7224世帯中6万2824頭となっています。
何らかのぺットの飼育状況は、25年度の市民ア
ンケートによると、23%に上り40才代と50才代が
多くなっています。
その中でも、高津区は、17・5%と一番低い割合と
なっています。
また、ペットによる迷惑を受けたという人が50・1%で、
その内糞尿によるものが約8割を占めます。
新しく平間の職員寮の跡地に動物愛護センターが
設立されますが、このような問題解消にも期待が
大きいです。
今後さらに充実してほしい業務として、野良猫等の
不妊去勢手術や飼い主のいない動物の譲渡が
あります。
私も野良猫の不妊治療や捕獲などを行った経緯が
ありますが、その後の引き取り先にも随分苦労
しました。
ボランティア団体に頼るのも限界があります。
多方面へ要望し続けた結果、法改正が行われ
動物愛護センターでは特に業者からの引き取りは
断ることができるようになりました。
しかし、いまだ衝動買いを行っている結果、動物を
不幸にしていることを知る教育も必要だと思います。
ドイツや他国では、保護された犬を引き取って飼う
のが常識で、アメリカでは虐待を通報し保護できる
アニマルポリスもあります。
日本でも販売や無理な繁殖を規制し保護犬の自然な
譲渡を後押しして行くべきです。そ
れが、核家族化した乾いた社会を立て直すことにも
繋がります。
今後も、多摩川の環境改善や浄化などを含めた
生物多様性に気持ちを寄せてまいります。
「私は、一部団体・組織のあっせんは致しません」と
いう粕谷葉子まで、皆様のご意見をお寄せ下さい。
粕谷葉子
川崎市高津区坂戸1-19-3-403
TEL:044-850-2036
FAX:044-850-2037