
伊豆新聞 10月3日(金)11時21分配信
わが国は長い間、愛護動物である犬や猫を私達の大切な税金を使って殺処分してきました。「人と動物の共生」を支えるため、国家予算を計上している国は多 数ありますが、命ある動物をごみのように処分しているのは世界中で日本だけでしたが、昨年9月1日付で国の指針が「殺す」から「生かす」に180度転換さ れ、法律で定められました。
これを受けて今全国で官民挙げて野良犬、野良猫の保護譲渡の機会を設けたり、野良猫については行政、自治、町内会、地域住民の協力により不妊去勢手術、 地域猫活動(手術後の給餌、トイレ場の設置、保護管理)を猫の好き嫌いに関係なく地域の環境づくりの一環として尽力していたりします。
この法改正の下、もうすでに殺処分ゼロを達成した自治体が次々と名乗りを挙げており、不必要になった殺処分場を取り壊した自治体もあります。
私たちの住む、大自然に恵まれ風光明媚(めいび)な国立公園である伊豆半島は、気候も温暖でシーズンに関係なく観光客が訪れていますが、観光客から当団 体に犬や猫の飢餓、けが、虐待、迷子などの通報が年間を通じて絶えません。口をそろえて「日頃の疲れを癒やすための旅行であったのに、かわいそうな動物を 目の当たりにし、家族全員で気持ちが沈んでしまった。救って帰りたかったが、捕まらないのと時間の都合もあり、後ろ髪を引かれる思いで帰宅した。気になっ てインターネットでそちらにたどり着いた。何とか助けてやってください」と訴えてきます。
現在国民の3分の2は何らかのペットを家族として飼育、その数は子どもの人数を軽くオーバーしています。国民を癒やすための観光地であるならば、全国に 先駆けて動物愛護を推進することが、観光を生業としている住民の生活を守り、伊豆半島を真の癒やしの場とすることができるのではないでしょうか。
追記…地域で野良猫に給餌している人は、行政、自治会、町内会、近隣住民に、不妊去勢手術、給餌などについて地域猫としての協力を求めて、不幸な猫を増やさないようにしましょう。
最終更新:10月3日(金)11時21分
この記事を読んでの感想
やはり、不幸な動物を減らす為には、一人一人の意識の向上が必要だと
思いました。
野良猫に無責任に餌をやるだけでは、不幸な猫はどんどん増えてしまいます。
それでは意味がないのです。
記事にもある様に、
行政、自治会、町内会、近隣住民に、不妊去勢手術、給餌などについて地域猫としての協力を求めて、不幸な猫を増やさないようにしなくてはならないと思いました。
殺処分ゼロを目指す為に、また、動物と人間が共存していく為に...