トピックス

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身近で起こっている動物に関する事件や情報の発信blogです。

私たちは、犬猫の殺処分ゼロを目指す活動と、

「生き地獄」で生きている子達を救う活動をしています。

 

アイドッグ・レスキュー隊 


 HP  「活動日記」

2024年8月26日 sippo

 

 保護犬の預かりボランティアをする、インテリアデザイナーの小林マナです。犬や猫と暮らしやすい住空間をつくり、いまは保護猫1匹と、預かり犬1匹と生活をともにしています。最終回は「やっぱり動物と暮らしていたい」をお伝えしていきます。

 

最初の預かり犬のタケ(右)とマロン(左上)とジョー(左下)

 

  いくつになっても「動物と暮らしていたい」

老犬の「預かりさん」も高齢に

 とうとう私も世の中でいうところの高齢者に近づいてきています。

 

  というのも、動物愛護団体の譲渡対象者で「高齢者不可」というものがあって、60歳までとか、65歳までというのが最近は当たり前のようなんです。

 

  私はあと2年で60歳なので、動物愛護団体の規定からすると高齢者の仲間入りなんですね。自分でも驚きです。

 

  もし今後、犬や猫を引き取ろうと思ったら、早めの決断が必要になるということです。譲渡された犬や猫が子犬や子猫だった場合、そこから15年~20年生きるわけですから。

 

  飼い主も年を取り、80歳や85歳となっていきますから、譲渡できる年齢に制限があるのは当然です。

 

 私が預かりボランティアをしているトイプーの「イチゴ」は、推定14歳。そして、うちの飼い猫は今15歳なので、もし犬猫たちが4~5年後に亡くなったら……私は、63歳くらい。つまり、そこで次の犬や猫を飼うかどうか決断を迫られる、または、その前に決めなければなりません。

 

  ただし、いつまで経っても、私の気持ちだけは20歳ごろから変わっていなくて……。歳をとったからといって、動物を飼いたい気持ちがなくなることはないのですから、大きな問題です。

まだまだ飼い続けたい気持ちでいっぱい!

 私の周りには動物好きがいっぱいいます。最近、新たに子犬や子猫を迎えた友人もいて、うらやましくて会いに行ったりしています。

 

  その一方で、犬が高齢になってきた友人、犬や猫の介護をしている友人 、超高齢の猫を看取った友人もいて、中には「もう次は飼わない」と決めている人も出てきました。

 

  まだ若いのに!とそんな友人たちを見ると考えてしまいますが、動物愛護団体の譲渡できる年齢制限があるので仕方ないとも思いがちです。

 

  最近の私は、自分が高齢になった時に動物のいない生活ができるかどうか、疑問を抱いてしまいます。そして、不安もあり、弱気になって「動物はもう飼わない」などとも言ってしまうのです。

 

 ところがある友人から、「マナさんはきっと隠居しないでしょ~。何か動物のことを始めたら良いんじゃない?」「お世話をするのはだんだん大変になる年齢だけど、今やっているデザインのことと今までの動物の経験を生かしたら何かできそう!」と言われたのです。

 

  そっか~。何かできるかもしれないと急に思い始めたのです。

 

夢を持つことができるようになった!

 そこで、高齢になってからも動物を飼い続ける方法を3つ考えてみました。

 

  1つ目は、飼い主に何かあって飼えなくなった動物を、また引き取ってくれる動物愛護団体があると聞きました。その団体からの譲渡が条件だったり、引き取るには緊急性や重要性がある場合に限るといったことがあると思いますが、何かあった時に心強いです。

 

  2つ目は、動物と一緒に入れる老人ホームに入所する。最後の最後まで一緒にいられますよね。

 

  3つ目は、その2つを合わせたような新たな形ができないかなと思ったのです 。

 

  どうにか自分でそんな施設を作れないものかと、急に思いついたのです。

 

  簡単なことではないと思いますが、そんな話を動物好きな友人たちにしてみると、皆一同に「私もそんな施設に入りたい!」とニーズがものすごくあることがわかります。

 

 これからの人生を、そんな施設作りにかけてみても良さそうだなと思ったのです。

 

  私も動物たちから大きな恩恵を受けて生きています。動物も人間もWin-Winな形の素敵な施設を作ってみたいなと夢ができました。

 

  そして、この連載は、実は最終回なんです。

 

  文章を書くことが苦手な私にこのようなチャンスを与えてくださり、さらには文章の指導もしてくださった担当編集者の小見山友子さんにお礼を申し上げるとともに、編集部や読者の皆様にも厚くお礼申し上げます。

 

  またどこかで、その続きの話をしましょう。

2024年8月26日 sippo

 

 9月8日に、神戸市「StageFelissimo」で、市民シンポジウム「動物虐待問題について真剣に考える」が開催される。主催はsippoで連載を執筆する「どうぶつ弁護団」。どうぶつ弁護団は、声なき動物たちを護(まも)るため、弁護士や獣医師などの専門家が集まり、人と動物が共生する優しい社会を目指し活動している。

 

(どうぶつ弁護団提供)

先着200名、参加受付中

 シンポジウムでは、「われわれ市民が、なぜ動物虐待を防ぐ必要があるのか、動物虐待の課題は何であるかを知り、動物を見過ごさない風潮をつくっていく必要があると考えています。ご参加いただく皆様と一緒に、動物虐待問題、そして動物を護るために何ができるのかについて真剣に考えたいと思っています」(どうぶつ弁護団)という思いのもと、動物虐待防止に精力的に活動する「動物環境・福祉協会Eva」代表理事の杉本彩氏、動物の不審死などの解明に取り組んできた神戸市獣医師会副会長の佐々井浩志氏を講師に招き、動物虐待についての講演が行われる。

 

 加えて、どうぶつ弁護団理事長の細川敦史氏による、設立後から現在までのどうぶつ弁護団の取り組みについての報告のほか、所有者のいる被虐待動物について所有者の同意なく保護する法制度を導入することが可能かどうかや、その課題についても検討する。

 

 会場には、販売価格の一部が犬猫を救う基金として活用されるオリジナル猫グッズの開発を行うフェリシモ「猫部」のブースや、ペットの写真を貼るコーナー「みんな幸せ!うちのペット自慢掲示板」も設置される。

 

  シンポジウムは、事前予約制で先着200名(参加費無料)。申し込みは専用のフォームより。参加受付は2024年9月6日(金)まで、定員に達し次第終了となる。

 

【開催概要】 

開催日時:2024年9月8日 13:00~15:30 

会場:StageFelissimo(神戸市中央区新港町7-1) 

問い合わせ:どうぶつ弁護団事務局 問い合わせフォーム

2024年8月25日 中国新聞デジタル

 

 犬や猫のトリミングをする出張サービスを、広島県尾道市東則末町のトリミングサロン「ドッグサロントリート」が始めた。運転免許証を返納した高齢者たちにペットと変わりなく過ごしてもらおうと発案した。

 

トリミング専用車の前で出張サービスへの思いを語る中村さん(中国新聞社)

 

  【写真】トリミング設備を備えた軽トラックの車内  

 

 シャワーや風呂を備えた専用車で、サロンから30分ほどの距離まで出張する。爪切りや耳掃除、足裏カットなどをするシャンプーコース、全身をバリカンでカットするコースなどがある。 

 

 サロンの中村春菜代表(26)は動物専門学校を卒業後、トリミングサロンのある岡山市内のペットショップで経験を積み、2020年6月に開業。地元で店を開く夢をかなえた。

 

  客から「犬が高齢で車での移動が難しい」「免許を返納して連れて行く手段がない」と話す人がいると聞き、今年6月に専用車を導入。特注したトリミング設備を軽トラックの荷台に載せ、手書きした絵や文字で目立たせた。

 

  中村さんは「犬猫や飼い主に寄り添い、充実したサービスを提供していきたい」と意気込んでいる。

2024年8月21日 まいどなニュース

 

高知県の愛護団体、アニマルサポート高知家に、生まれて間もない3匹のきょうだい猫がやってきました。

保護猫・ルーシーとサリー姉妹(まいどなニュース)

 

  【写真】ルーシーとサリーは親友の再会を導いてくれました 

 

1匹は地元の心ある人に引き取られ、残った2匹のルーシーとサリーも、Nさんという里親希望者さんから「2匹一緒に迎え入れたい」申し出がありました。2匹はこの家に正式譲渡されることになりましたが、幸せはこれだけでは終わりませんでした。 

 

里親となったNさんとルーシーとサリーの世話を続けた預かりボランティアのYさんは、実は青春時代の親友同士だったのです。

保護猫のお世話し続けていたのが、かつての親友だった

Nさんは若い頃に大阪でトリマー、動物看護師として働いていた経験がありました。この時期、YさんもNさんと一緒にトリマー、動物看護師として働いており、シェアハウスで暮らした親友でした。 

 

後にYさんは出身地である高知県に戻ります。 

 

後にNさんも結婚し、時期を置いて、一家で大阪から高知県東部の山間部に移住。この地で「慎太郎食堂」という食堂を経営することになりました。そんな生活を送っていたところ、Nさんが飼っていた先住猫が虹の橋を渡りました。 

 

Nさんは「次に迎える子は、保護猫を」と決め、譲渡会などにも参加。どの子もかわいくて考えあぐねていたところ、かつての親友・Yさんがルーシーとサリーの世話をしていることを知り、すぐにトライアル。そして正式譲渡となりました。 

 

かつての親友同士が保護猫を通して、より関係が深まったというわけです。このことにおおいに喜ぶNさんとYさんでした。

「いつでも会いに行ける友だちの家の子になって嬉しい」

Nさんの家に迎え入れられたルーシーとサリーは、当初こそ新しい環境に戸惑い、少し攻撃的でしたが、数日ですっかり馴れて、今では家族みんなにスリスリゴロゴロする甘えん坊に。その話を聞いたYさんも「2匹とも、いつでも会いに行ける友だちの家の子になってくれてすごくうれしい」と大喜びしました。 

 

自らの幸せな猫生をつかんだだけでなく、お世話になったYさん、新しい里親のNさんとの縁まで結んでくれたルーシー&サリー。

 

これからも優しい人たちの愛情に包まれながら、幸せいっぱいの猫生を送って欲しいですね。

2024年8月19日 UTYテレビ山梨

 

 

甲府市の山梨県護国神社で参拝者を出迎えるネコが「看板猫」としてSNSで話題となっています。 

 

テレビ山梨(テレビ山梨)

 

【写真を見る】“きっかけは迷い込んだネコ” 神社で参拝者を迎える5匹の「保護ネコ」 SNSで話題に 

 

甲府市岩窪町の山梨県護国神社です。 

 

境内で暮らす5匹の猫が参拝者を迎える姿が数年前からSNSで話題になりました。地元住民だけでなく県外からもこの看板ネコに会いに来る人もいます。 

 

SNSのコメント: 

「人懐っこくてかわいい」「たくさん撫でさせてくれた」 

 

県護国神社は6年前、神社に迷い込んだメス猫を保護したことがきっかけとなり、今ではオス2匹、メス3匹を飼育しています。

 

ネコの保護について禰宜の羽中田康司さんは「命を考えるきっかけにしたい」と話しています。 

 

なお、県内で昨年度殺処分されたネコはゼロで、県衛生薬務課はネコの不妊・去勢手術費の助成や地域猫の活動支援の取り組みの成果もあるとコメントしています。