騙しの手品だ | Cento trenta森井のブログ

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「被害妄想」なんて事を申しまして。

 

新商品軍団が一斉にやって来た事でブログのネタが潤って居る私ですが、

反面、初めて見るブランドも多かったので下調べが大変なところもありました。

 

そしてコレも初見のブランドだったんですが、お名前はIC(アイシー)で良いのでしょうか?

 

と思って居たら下に書いてましたね失礼失礼。

つまりはICと書いて「イタリアンコンセプト」なのでしょうか?

 

結構安直な名前がついたもんですね。

そう思って居た時期が私にもありました…。

 

コレは新商品の真の名前と意味を知る事で見えて来た、

イタリアが誇るニットメーカーの驚愕の実力の程を明らかにする物語である。

 

因みにそれとは全く関係ない私事ですが、

ピンクのニットとクリームベージュのパンツを履いて友人宅に向かった際、

あまりの似合わなさに友人全員を阿鼻叫喚の渦に陥れた事があります。

感動もクソもねぇ物語だったぜ。

 

 

 

 

 

このラインナップを紹介するにあたってその話は必要だったのか?

という読者の感情を置いてけぼりにしながらご紹介していきます。

 

因みにあの時は着方が悪かった。

今ならできる。

ホントだよ。

 

「新しい懐かしさを追い求める」

 

イタリアのマルケ州モンテコーザロに本拠を構え、名だたる世界的なハイブランドの多くを顧客に持つニット・刺繍のメーカー「Eddy Ricami Project Srl」。

 

職人技術と生産技術がハイレベルすぎて他社が追いつけないとまで評され、

それらによる高い信頼性から不動の地位を確立して居るイタリア最強格の実力派メーカーが生み出したニットブランド。

 

英国の古の世界観を現代に再解釈する事をテーマとし、

先述の通り、兼ねてより愛され続けて来た懐かしのデザインに現代のエッセンスを加え、一周回って一回り新しい物として現代に生み出すデザインを行なって居ます。

 

アイルランドの伝統的なニットウェアに対するリスペクトに由来するそのブランド名を、

Irish Crone(アイリッシュ クローン)、通称「IC」と名付けられたそうです。

 

その下にイタリアンコンセプトとか書いてるから私みたいな純情な感情が空回りするタイプの人間が騙されるんです。

感動もクソもねぇ物語だったぜ。

 

 

 

 

 

 

 

実力が如何程かという部分についてですがコレばっかりは実物をご覧いただくしかないかもしれません。

編みのバリエーションの数々、強捻弱捻の使い分け、それらによる肌触りの変化の付け方。

 

メーカーなら当たり前と思われがちかもしれませんが、一つのニットメーカーが複数の編み方を一気に展開してくる事自体結構稀な事だと思います。

編み技術は製品の完成後の品質差異の幅がかなり広く、ほんの少し糸調子の強さを変えただけで全く違う形ができあがってしまうほどデリケートです。

 

なので編み目だけで無く強弱まで弄って別々で同シーズンに出したものが一定のサイズ感を統一させて商品化できる時点でかなりの実力派と思って良いのではないかと私が勝手に思って居ます。

ホント勝手な奴ですよ。

 

イタリアンコンセプトなんて書いてあったのにも関わらず実はアイルランドリスペクトのネーミング。

イタリア生まれの英国ファッション好きブランドがイタリア屈指の実力を誇るメーカーでしたというお話です。

 

関係ない話ですが私は見た目も中身も生まれも育ちも何もかもが和風な日本人なわけですが、

なのにインポートショップで働いて居るという事をたまに話のネタにして居ます。

 

そんな事を先日友人の前で話して居たら、

「いや、僕の方が和風っぽいですよ!」とか言い出しやがりました。

謎の和風マウントを取られて居ます。

 

皆様は和風で良いので是非ともイタリアンコンセプトなアイリッシュクローンをご検討下さい。

それではまた次のブログでお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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森井英之