パリ五輪の馬術競技(総合馬術団体)で「初老ジャパン」チームが銅メダルを獲った。
快挙である。
馬術競技で日本人がメダルを獲ったのは1932年のロス五輪の西竹一以来のこと。
実に92年ぶりで日本人がメダルを獲ったことになる。
西竹一は金メダルだった。
〈ロス五輪の西竹一〉
馬術後進国の日本が金メダルを獲ったというので西洋人はひどく驚いた。
同時に西竹一を西洋人たちは大いに讃え英雄として偶した。
西竹一は男爵で「バロン西」と呼ばれた。
太平洋戦争が始まると西竹一は硫黄島へ配属され、アメリカ軍の猛攻に耐え、部下たちを大切にして戦った。
硫黄島では部下が逃げようとすると上官が射殺することもあったが、バロン西はそんな上官ではなかった。
アメリカ軍は、硫黄島に西竹一がいると知り、日本兵のこもる壕に向け、「バロン西、我々はあなたを失いたくない。出てきなさい」と日本語で幾度となく西に投降を呼びかけた。
この呼びかけに西が応えることはなかった。
壕の中で西竹一は拳銃自殺したと伝えられている。
西洋において馬術に優れている人は英雄なのだ。
【ダイエット記録】目標達成体重より+1.2キロ。