今年は元日に能登半島地震が起きた。
まだ寒い中、まだ多くの被災者たちが学校の体育館やビニールハウスなどでの生活を余儀なくされている。
石川県羽咋郡志賀(しか)町にある北陸電力の志賀原子力発電所は地震の際に一時停止した。
志賀町は被害が比較的少なかった地域だから志賀原発は無事だった。
〈志賀原発〉
以前、北陸電力等は石川県珠洲(すず)市に原子力発電所建設を計画したが、2003年(平成15年)、住民の同意を得られず計画は凍結になった。
もし珠洲原発ができていたとしたら、今度の地震でおそらく大変なことになっていただろう。
珠洲市の被害は甚大だったからだ。
何しろ4メートルも隆起した地域がある。
珠洲原発ができていてそこがそんなに隆起したとしたら、配管が折れたりしてえらいことになっただろう。
地震学者によると、震度7以上の大地震が起きないと言える地域は日本にはない。
どこでも震度7以上の大地震が起きる恐れがあるのだ。
そんな国土の中に多くの原発がすでに建っていて、その何割かは稼働している。
そこに震度7以上の大地震が来ないとは誰も言えない。
そんな国土にもっと原発を作ろうという神経は狂っている。
ところが日本政府は電発の建設と再稼働を進めている。
安倍晋三のころから原発の輸出までしている。
東日本大震災のときの福島第一原発の教訓をまったく無視している。
電力に詳しいい人の著書を読むと、原発などなくても日本では電力をまかなえる。
なのに政府が晩発推進に動くのは、原発から出るプルトニウムが欲しいからではないかと邪推したくもなる。
ウランはもちろんだがプルトニウムも原爆の燃料にできるからだ。
日本政府は核を持ちたがっている。
安倍晋三は生前、早稲田大学で行われた講演の際に「現憲法下でも日本は核を持てる」と言った。
今は岸田政権で、岸田さんは広島出身だから核を持つことには抵抗を感じているはずだが、現政府は岸田さんだけで動いているのではない。
裏金で叩かれている安倍派の思惑を大いに気にして政権運営をしている。
原発などいらない。
原発を誘致してかろうじて命脈を保っている過疎地が多いが、原発誘致以外に方法はなかったのかと残念でならない。
これ以上、原発を作ってはいけない。
すでにある原発は次々と廃炉にすべきだ。
過疎地には別の対策を講じればよい。
【ダイエット記録】0.3キロ減った。あと0.7キロだ。