先日、昼寝していたら妙な夢を見た。
私は高校生で、母校の仙台二高ではなく札幌の高校に通っていた。
劣等生だった。
ただ男女共学で、毎日が楽しかった。
私の母校は、私が卒業して間もなく共学になったが、私が通っていたときは男子校だったので、3年間、ずっと共学に憧れていた。
それで男女共学の高校に通う夢を見たのかもしれない。
それと、北海道への憧れも強かったので、それで札幌の高校に通う夢を見たのかもしれない。
夢では彼女もできた。
クラスメイトだった。
ちょっとはすっぱな成績の悪い子だったが、プロポーションがよく、何よりも素直だった。
私は札幌でアパート暮らしをしていた。
そのアパートに父から手紙が届いた。
「お前の成績は何だ! 家庭教師付けるから頑張れ! 東北大工学部を現役合格した優秀な若者だ。よく教えてもらうように。今度の土曜からだ」と書いてあった。
私の目は点になった。
「家庭教師?」
「しかも東北大生?」
じゃ、わざわざ仙台から札幌まで来て俺に教えてくれるってのか?」
私がわけがわからず、呆然とした。
翌週の土曜日、学校がひけてから私と彼女は揃って札幌駅前の小さなビルに行った。
1階は何かの事務所で、階段を上った2階に「家庭教師」が待ち構えていた。
そこは畳敷の小部屋で、小さな背の低い机が7、8脚、並んでいた。
その周囲の壁の一面には黒板が掲げられていた。
その前に「家庭教師」の若者が立っていた。
俳優の藤木直人にそっくりだった。
「なんだ、これじゃ塾じゃないか」と思った。
と、どやどやと他の高校生たちも入室してきた。
そしてみな、机の前に正座したりあぐらを組んだりして座った。
いよいよ塾だなと思っていると講義が始まった。
なるほどと、私は感心して講義を聴いていた。
優秀な頭脳を持つ人の名講義だった。
どんな内容だったかはすっかり忘れてしまったが…。
講義が終わると、「この部屋の隣に小さな図書館があります。希望する図書があれば私に言ってください」と藤木直人は言った。
私たちはどやどやと、その小さな図書館とやらに行ってみた。
なるほど小さかった。
畳4帖ほどの板の間に、ぎっしりと本棚が並び、何十冊かの本が立てかけられている。
「これじゃ少ないでしょうから、希望の図書をどんどん書いてください。私が古本屋を回って補充しときますから」と藤木直人は言った。
「何にする?」と私は彼女に聞いた。
すると彼女は、「○○△△△がいい」とすぐ答えた。
何と言ったのか覚えていないが、漫画だとわかるタイトルだった。
「漫画かよ~」と私は言って笑った。
「じゃ、あーは何にするの?」と彼女は聞いてきた。
私は彼女から「あー」と呼ばれていた。
司馬遼太郎は全部読んだし、藤沢周平も全部読んだ。
松本清張も読んだし、山本元周五郎も読んだ、原田マハも読んだしなあ、どうしようかと私はしばし考え込んだ。
藤木直人のほうを見ていると時間を気にしている様子だったので、
「じゃ、俺は司馬遼太郎でいい」と答えた。
藤木直人は私たち生徒の希望を紙に書き取め、さっさと帰っていった。
私たちは階下に降りて講師を見送った。
札幌駅前に市電は走っていないのに、夢の中では走っていて、藤木直人はそれに乗り込んでどこかへ去っていった。
おそらく古本屋探しのために北大方面にでも行ったのだろうと見当を付けた。
それじゃ市電より地下鉄南北線のほうがいいのにと思ったが、まあ勝手にするさと私と彼女には手をつないで札幌駅前を歩いた。
すると彼女は市電通りのほうに走り、市電が通過するとその後ろを追いかけるように線路の上を走りはじめた。
スカートが短いので白いパンツがチラチラ見えた。
そんな夢だった。
最後がまたちょっとエロかったなあ。
今年はどうもエロい夢ばかり見る。
今年の初夢は芸者に扮した藤原紀香にズブズブされ、芳根京子の白いショーツを何度も見る内容だったし(『《2024年1月3日》ー初夢で芸者衆ににズブズブされた』)、その数日後には決して交わってはいけない人と交わる夢を見たし(『《2024年1月15日》ー色情狂?』)、それから有村架純を脱がせてヘアーヌードを撮る夢も見た(『《2024年1月18日》ー有村架純のヘアーヌード』)。
今度はそんなにエロくはなかったが、やはりちょっとエロっぽかった。
どういう一年になるんだろう?
【ダイエット記録】1.6キロ増えた。あと0.8キロだ。