明けましておめでとうございます!
昨年はいろいろなことがあった。
一昨年夏に札幌から千歳に引っ越してきて、冬に千歳のものすごい冷えを体験した。
10年ほど前に一度、ちょうど1年間、娘と千歳で同居したことはあるが、そのときのアパートは新築で気密性が高くてそんなに寒さを感じなかった。
燃料代はそれほどでもなかった。
だからまた千歳に行くとなったときも、冬の寒さを軽く考えていた。
ところが、私の入ったアパートはオンボロで壁が薄く、壁の内部に断熱材が入っていないのではないかと思うほど冷える。
少なくとも床下には断熱材が入っていないようで、1階の私の部屋は床下から冷気が入ってきて冷えに冷える。
一度、真冬にストーブを消して寝てみたことがある。
深夜、寒さのあまり目が覚めた。
布団をはぐると寒さが身に染みて体が硬直しそうだったが、どうにか起き上がってストーブを点けた。
そのとき部屋の室温計を見たら何と0℃になっていた。
気温が氷点下20℃以下になった日には風呂場の排水溝の中の水が凍って排水溝が詰まった。
湯沸器の温度を最高に上げてシャワーから熱湯が出るようにし、シャワーヘッドを排水溝の中に突っ込んでしばらく熱湯を噴射したら氷がとけたようで排水溝の詰まりが取れた。
それ以来、真冬には設定温度を最低の14℃にしてストーブを点けっぱなしにして寝るようになった。
同時に電気毛布を買って布団に敷いた。
部屋が冷えていても布団に潜り込むと暖かいほうがよく眠れると思ってのことだ。
灯油代は1ヵ月で2万円にもなり、電気代とガス代を含めた光熱費は月に3万円にもなった。
それで携帯代が払えなくなり、最初は携帯を止められ、3ヵ月後には契約解除された。
一昨年の秋、私は65歳になり年金生活が始まったので、私は千歳で隠居生活を楽しむ予定だったのだが、そうなると働かざるを得なくなった。
それでいま通所している障害者就労継続支援B型事業所に入った。
しかし日給(工賃と呼ばれる)はたった950円で、1ヵ月の給料は1万5千円から1万7千円くらいにしかならない(月18日通所)。
普通の会社で普通の仕事をしたかったのだが、双極性2型障害(躁鬱病の一種)で障害者手帳を持っている私には普通の会社に応募さえできなかった。
障害者を雇ってくれる普通の会社など小さな千歳の町にはないのだ。
それで仕方なく障害者就労継続支援B型事業所に入所したわけだ。
そこで当初はお菓子を入れる箱作りや封筒作りをさせられた。
まったく面白味のない簡単すぎる作業だった。
この事業所ではひとりの利用者(障害者就労継続支援事業所で働く障害者の呼称)だけがレザークラフトをやっていた。
私はサービス管理責任者に「箱作りや封筒作りは簡単すぎて面白みがなくて飽きてしまう。創造的な作業がしたい。レザークラフトを私もやってみたい」と訴えた。
こうして私もレザークラフトをやるようになった。
また千歳には結婚して子どももできた娘夫婦が住んでいて、孫にもときどき会える。
それからアパートから千歳川が近く、歩いてすぐ釣りにいくことができる。
そして、本格的にダイエットを始めて、昨年暮れには事業所に入ったころより10キロほど痩せた。
急に減り出しのはこの4ヵ月前くらいから。
4ヵ月で10キロとは素晴らしいダイエットではないか。
粗食に耐え、毎朝、30分ほどトレーニングしてきたおかげだろう。
昨年は孫にたくさん会ったし、釣りもたくさんした。
レザークラフトという面白い仕事をできるようにもなった。
ダイエットにも成功している。
それだけが千歳に引っ越してきて良かったことだ。
光熱費はこれからの2月、3月、4月に最も多く請求される。
ストーブが灯油ストーブなので灯油代が一番かかる。
今季は寝るときはストーブの設定温度を12℃に下げている。
少しでも灯油代を下げるためだ。
これからの厳寒をどう乗り越えていくか。
それがいま一番の心配事だ。
この冬を乗り越え、滞納している携帯代を払い終え、再契約してまた携帯を使えるようにし、今年も孫と会って遊び、千歳川で釣りをし、レザークラフトでいいものを作り、ダイエットをさらに進めていきたい。
それが今年の私の抱負だ。
【ダイエット記録】0.5キロ増えた。あと-1.6キロだ。