ハーバーグリーンは、関西汽船の代名詞、良き時代 | ふねきちのブログ

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   晴れハーバーグリーンに塗られた船体は、昭和時代の瀬戸内海を縦横に駆け巡っていた、当時、最大客船会社の、関西汽船の証です。

   ニコニコ写真は、来島海峡をいく、純客船、こばると丸です。姉妹船、あいぼり丸と共に、阪神~今治~松山~別府間を、1日1往復していました。

   音譜3000トンを超える、内航客船としては、当時、日本最大であり、この後も、抜かれることは、ありませんでした。
  船右の絵葉書は、別府港のむらさき丸、美しいシルエットですね。関西汽船の別府航路は、2艘の姉妹船で、タッグを組んで、毎日、1往復の定時運行をしています。

 ニコニコむらさき丸は、くれない丸とコンビでした。関西汽船の阪神~別府航路の観光船の先駆けです。この船の成功が、後に、すみれ丸、こはく丸、そして、前述の、こばると丸、あいぼり丸の就航と、黄金時代を築きました。

 あじさいハーバーグリーンの船たち、懐かしいですね。右は、神戸~高松のジャンボフェリーです。関西汽船の六甲丸、相棒は、生駒丸です。関西汽船のドル箱路船は、関西~別府航路に次いで、高松航路でした。全盛期には、別府航路船が、大阪入港後、折り返し、日中の空き時間に、高松間を往復していました。

 船最後は、関西汽船黄金時代の最終船、乗用車も搭載する、カーフェリーゆふ丸です。まや丸とコンビを組み、深夜、大阪弁天ふ頭、神戸中突堤を出航し、早朝、今治、松山を経由して、昼に別府に到着します。帰途は、夕方、別府を出航、松山、今治を経由して、早朝、神戸、大阪に到着します。
 ニコニコ今治港では、23時に、こばると丸が、23時40分に、ゆふ丸が、神戸に向い、出航して行きました。夜は、22時40分の、神戸行き、大型フェリー、ほわいとさんぽうも出航します。桟橋や、待合室は、毎日、あふれんばかりの乗客で、ごった返していました。

   イカリマーク今治港では、春~秋の早朝しか、関西汽船のハーバーグリーンの船体を見ることは、できませんでしたが、その美しさは、永遠に忘れることはありません。今は無き、関西汽船の全盛期、良き時代でした。