離婚問題が始まってから、毎日が重かった。
仕事には行く。
お客様とも会う。
やるべきことはやっている。
しかし最低限のことしかできない。
心がついてこない。
1月20日の朝、私は腰痛で目を覚ました。
心だけでなく身体まで悲鳴を上げ始めていた。
仕事のモチベーションも上がらず、早めに会社を切り上げて帰宅した。
家に帰って片付けをしながら考える。
なぜこんなことになったのだろう。
なぜ息子に会えないのだろう。
なぜ私ばかりが苦しまなければならないのだろう。
そんなことばかり考えていた。
その日のことだ。
私のメンターから一通のメッセージが届いた。
「感謝に目を向けないから不安なんだよ。もうすでにたくさんの人に助けられているでしょ」
ハッとした。
私は失ったものばかり見ていた。
でも実際には多くの人が支えてくれていた。
話を聞いてくれる人がいた。
心配してくれる家族がいた。
相談に乗ってくれる友人がいた。
弁護士もいた。
応援してくれる人もいた。
それなのに私は、自分が失ったものだけを数えていた。
もちろん悲しみが消えたわけではない。
息子に会いたい気持ちも変わらない。
でもその日から少しだけ視点が変わった。
失ったものを見るだけではなく、今あるものを見ること。
離婚問題の渦中で学んだ、大切な気づきの一つである。