私は今、中井久夫先生の書籍にドハマり中なわけですが、まさにその中井先生の書籍を詳細に説明し、かつご自分の思いを書かれている素晴らしいブログがあります。
特にこちらの記事は考えさせられました。
階段には「踊り場」が作られていますが、これは、特に長い階段の場合は「踊り場」がないと転落時に一気に最下段まで落ちて大事故になるので、それを防ぐために設けられるんですね。
これはまさに人生と病気の比喩になりますね。
何らかの事故や疾病に見舞われた時の、安全装置としての「踊り場」。
まさに息子は病を得たことで今「踊り場」にいます。
小中高そして大学へ、息子は一直線に進もうと頑張っていた中で転倒し、今こうしてリカバリー態勢でゆっくり過ごしていますが、その間に絵画や音楽、映画にたっぷり時間を費やしました。
この「踊り場」に出なければ、そんな時間は取れなかったろうなぁ。
息子本人も最近しみじみと「いや〜病気になってよかったなぁ〜」と言います。
もちろんこれは一定の回復と今後のさらなる改善が視野に入ってきたから心底そう思えるのだろうと思います。
そして夫も私も、家族全体が「踊り場いーじゃん!」なメンタルになっているから、安心し踊れる気持ちなのかも。
「踊り場」が不安に感じられ、焦って階段を登ろうとしたら、グラグラによろけて最下段まで落ちてしまうことでしょう(これがクラッシュかも?)。
私もまた正社員の事務職を辞めて、こうして次のステップに向かう今はまさに「踊り場」状態。とても豊かな時間です。
息子が「踊り場」に出たから私も「踊り場」に出たんだな。
夫も出たくなってきたそうで、あと何年かしたらちょっと動こうかな、なんて言い出しました。
途は自由に無限に広がり得ますね。
リラックスと遊び心は、回復への特効薬ではないかと感じます。
来月開催される「SST初級研修」に申し込みました。
すごく楽しみ。
もしご参加される方いらしたら声かけてください。
繋がって広がっていきましょう!