トリンテリックスからサインバルタへ@ODの抗鬱剤? | しなやか自律神経へ コロナ後遺症・感染症後ME/CFS

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2021年6月、当時高1息子が感染症後CFS発症→現在リカバリー中。
第28回精神保健福祉士国家試験受験のため通信制で学習中。

2024年1月に当ブログの記事を訂正し再更新しました。

以下は当時の記録としてご参考までにお読みください。

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以前のこちらの記事の続きのような感じで今回の記事をアップします。

現在、抗鬱剤を変更して一段回、回復が進みました。

↓以前の記事

 

 

トリンテリックスは明らかに「抑鬱効果」はあり、①起床後すぐに泣き始める②1日の中で何度か苦しそうな鬱状態の中で嗚咽を漏らす、という症状が消失しました。

 

でもブレインフォグは相変わらずで、倦怠感や行動力低下、意欲減退に関しては効果が見られず。

 

考えてみれば、倦怠感や意欲低下も「鬱病」の症状ではあるし・・・CFSというのは、脳機能低下の側面からは鬱病と「似た者同士」な側面もあるかもなぁ・・・厳密にはCFSと鬱は違うんだけどね、重なる部分はある感じするね。

 

そこでトリンテリックスを2錠に増やしてブレインフォグに効果があるかどうか、3週間経過しましたが、特段の効果を感じられず。

1錠に戻しましたが、1錠に戻しても変化はなし。

 

そんなある日、Twitter経由で興味深い情報を得ました。

コロナ後遺症でほぼほぼCFS状態となり、ブレインフォグと倦怠感に悩んでいたとある方が、関西の方の病院での投薬により、相当な改善があったとのこと。

処方内容を教えてもらったところ、その中の一つにサインバルタがありました。

 

ここで、ピンときたことが。

サインバルタは慢性腰痛に対しても整形外科から処方されたりする鎮痛効果のある薬なんですね。ME/CFSの、特にMEに対しても効果があるようで「サインバルタとリリカ」というセットで慢性疼痛によく処方されているんですね。

肉体的におかしくて痛みがあるというよりは、脳のバグ的に何かを痛みと認知しちゃう、脳の回路に効果があるって感じかね?

 

そういう種類の疼痛は、メカニズム的にはCFSに共通のものがあるっぽい気が。

CFSあり〜の鬱あり〜の・・・の息子にはサインバルタが合ってるかもよ?と思い、精神科医に相談すると「やってみましょう」とのこと。

トリンテリックス1錠(10mg)→サインバルタ1錠(20mg)に変更。

3日ほど眠気が強く出て日中、ウトウトして心配しましたが、想定内の副作用。

4日目からちょっと行動力アップし、息子は自らランニングに出かけました!

11月の大クラッシュから半年・・・この間で、ここまでの行動化が見られたのは初です!

明らかに調子が良い、とのこと。

 

同時に、これも聞いていた通りの副作用として「不眠・寝付きの悪さ」が出現。

数日前は4時まで眠れなかったり。

けれど8時に起床したりして、数日で睡眠リズムは何とか元通りに。

 

「調子はまぁまぁ」とのこと。

息子の言う「まぁまぁ」は久しぶりに聞く言葉。

この半年、ずーっとずーっと「・・・悪い」「・・・辛い」「・・・しんどい」ばかりだったのが、「まぁまぁ」って!!

 

ブレインフォグが少しだけ改善したようで、読めなくなっていた漫画が読めたり、映画が観られる日もでてきました。

何より、本人が楽そうにしています。

同じ抗鬱剤でも、種類によって相当に違う効果発現するんだなと感じた出来事でした。

 

発症してまもなく2年となります。

まさかまさか、まさか、こんなに長くかかる病気だとは。

いまだに信じられない、悪夢を見ている気になったり、彼を思うと胸が張り裂けそうになるし、ある時は全て受け入れようと大らかになれたり、新たな希望を感じで前向きになったり、またガッカリしたり、とにかく待つんだ、と腹を括ったり、私の心はいったりきたり。

 

息子は治療に前向きです。

睡眠リズムが崩れたらすぐ光を開始。

安定したら中断しますが、やはりブライトライトmeには確かに効果あり、連続使用すると入眠が1〜2時間早まります。

息子もこんなに頑張ってるんだから、私も気持ちを強く持とう!