経過と対処⑤ (睡眠相後退、睡眠薬による1日のリズム復調へ) | しなやか自律神経へ コロナ後遺症・感染症後ME/CFS

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2021年6月、当時高1息子が感染症後CFS発症→現在リカバリー中。
第28回精神保健福祉士国家試験受験のため通信制で学習中。

2024年1月に当ブログの記事を訂正し再更新しました。

以下は当時の記録としてご参考までにお読みください。

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2021年9月

 

睡眠相後退が顕著で、とにかく寝付けないので、都内循環器内科からはインデラレルに加えて睡眠薬を処方されました。

 

最初はロゼレムが処方され、1錠(8mg)を眠前に飲むという指示でしたが、翌日は1日中意識朦朧とし、1日中横たわって寝続ける状態に。

数日試しましたが変化なく、活動レベルが顕著に低下。寝たきり状態が激化する印象。

病院に問い合わせたところ半錠にすることを提案され試しましたが、それでも翌日への持越しがキツく、中断となりました。

 

ロゼレムは実はそれなりに翌日持越し効果が強いようで、半錠または4分の1、8分の1を夕方に服薬する等、概日リズム障害・睡眠覚醒相後退症候群等を専門とする医師からは独自の処方が存在するようです。

 

↓こちらのサイトが勉強になりました。

 

 

これを参考に、4分の1や8分の1で試してみましたが、息子の場合はそうなると全く寝付きに効果がありませんでした(もちろんこれが奏功する患者もいるということですが、こうした処方をしてくれる睡眠専門医からの指導が必要だと感じました。ウチはあちこちの病院にかかる負担等から、独自で試してみただけなのです)。

 

睡眠相後退が必発する起立性調節障害では、食欲減退傾向にあるタイプの子は、この1日2食になってしまうという状況により、そもそも体に栄養がとれないので回復まで時間がかかるということが藤川医師のブログから伝わってくるので、いかに睡眠をうまく取るかという部分はとても重要に感じました。

 

睡眠と栄養をしっかるとることが根本対処だろうな、と。

実にシンプルで当然のことだし、病気の人に限らず、生物は皆これが大事なのは誰もが分かっていることですよね。

こういう根本が大きく破綻するのが自律神経失調症なのですね・・・。

この土台が回復しないことには、何やってもダメじゃん、と思えますし、っていうか、そもそもの「土台が壊れる」のが、この病気の根本的側面だからなぁ・・・

 

話を戻します。

 

私自身が長年、寝つきが非常に悪く、マイスリーを処方してもらっているのですが、これについて相談したところ、息子へも処方してくれることになりました。

 

マイスリーが良く効き、当初はこれでスムーズに入眠できるようになりました。

24時就寝し、10時代に起床できるようになりました。

 

これにより息子の1日3食リズムが実現され、同時に小麦制限(次回記事)による食欲回復により、体調面は確実に回復基調に乗りました。

 

また、処方薬インデラルの効果も少し感じました。

脈拍は少し低くなり、悪くない影響を与えていると見受けられます。

少なくとも血圧を上げるメトリジンは合っていなく、抑える方向のインデラルが合っていると分かりました。

方向性としては、気力アップ方向ではなく、鎮静化する方向が息子には合っていると分かり、それからすると漢方薬「小建中湯」もハズレだったと、後に漢方専門医から指摘されることになりました。

 

その後、数か月経つうちにマイスリーは効かなくなり、ハルシオンを追加されることになります。

残念ですが、睡眠薬あるあるです。

(後に耐性ができて効かなくなり、ルネスタ3mgに変更になり効果が出ました。さらにその後2024年1月には1mgに減薬が進み、断薬できる目処がたちました。)

 

睡眠障害についてはこの後に専門医にかかり、昼夜逆転は完治することとなります。

また別記事にしていく予定です。

 

経過と対処⑥へつづく