源氏物語イラスト訳【夕顔380】け近くとは | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔380】け近くとは

け近くとは思ひよらず、さすがに、言ふかひなからずは見えたてまつりてやみなむ、と思ふなりけり。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

け近く思ひよら

訳)近く寄り添いたい思いもよら

 

 

さすがに言ふかひなから見えたてまつり

訳)そうはいうもののやはりどうにもつまらない女だと思われないように見せ申し上げ

 

 

やみ思ふなりけり

訳)終わりにしてしまおう思うのであっ

 

【古文】

け近く思ひよらさすがに言ふかひなから見えたてまつりやみ思ふなりけり

 

【訳】

近く寄り添いたい思いもよらそうはいうもののやはりどうにもつまらない女だと思われないように見せ申し上げ終わりにしてしまおう思うのであっ

 

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■【け近く】

※【け近し(けぢかし)】

■【と】

■【は】

■【思ひよら】

※【思ひよる】

■【ず】

■【さすがに】

■【言ふかひなから】

※【言ふかひなし】

■【ずは】

※【ず】

※【は】

■【見え】

※【見ゆ】

■【たてまつり】

※【たてまつる】

■【て】

■【やみ】

※【やむ】

■【なむ】

※【な】

※【む】

■【と】

■【思ふ】

■【なり】

■【けり】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

空蝉は、光源氏に思いを

寄せているにもかかわらず…

 

「け近く」は寄りたいと思わないようですね。

 

なんか…すごく分かります。

恋愛の王道をいってますね!

 

真顔

 

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