源氏物語イラスト訳【夕顔373】かの伊予の
かの、伊予の家の小君、参る折あれど、ことにありしやうなる言伝てもしたまはねば、憂しと思し果てにけるを、いとほしと思ふに、
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【源氏物語イラスト訳】
かの、伊予の家の小君、参る折あれど、
訳)あの、伊予介の家の小君は、参上する場合はあるけれど、
ことにありしやうなる言伝てもしたまはねば、
訳)特別に以前のような伝言もしなさらないので、
憂しと思し果てにけるを、
訳)気が進まないとお見限りになってしまったのを、
いとほしと思ふに、
訳)つらいと思っている時に、
【古文】
かの、伊予の家の小君、参る折あれど、ことにありしやうなる言伝てもしたまはねば、憂しと思し果てにけるを、いとほしと思ふに、
【訳】
あの、伊予介の家の小君は、参上する場合はあるけれど、特別に以前のような伝言もしなさらないので、気が進まないとお見限りになってしまったのを、つらいと思っている時に、
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■【かの】
■【伊予(いよ)】
■【の】
■【小君(こきみ)】
■【参る】
■【折(をり)】
■【あれ】
■【ど】
■【ことに】
■【ありし】
※【し】
■【やうなる】
■【言伝て(ことづて)】
■【も】
■【し】
■【たまは】
※【たまふ】
■【ね】
■【ば】
■【憂(う)し】
■【と】
■【思し果て】
※【思(おぼ)し果(は)つ】
※【思(おも)ひ果(は)つ】
■【に】
■【ける】
■【を】
■【いとほし】
■【と】
■【思ふ】
■【に】
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