源氏物語イラスト訳【夕顔300】手をとらへて | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔300】手をとらへて

手をとらへて、

「我に、今一度、声をだに聞かせたまへ。いかなる昔の契りにかありけむ、…」

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

とらへ

訳)握っ

 

 

今一度だに聞かたまへ

訳)もう一度せめて だけでも聞かてください

 

 

いかなる契りありけむ、…」

訳)どのような過去因縁 あったのだろう か、…」

 

 

【古文】

とらへ

今一度だに聞かたまへいかなる契りありけむ、…」

 

【訳】

握っ

もう一度せめて だけでも聞かてくださいどのような過去因縁 あったのだろう か…」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【を】

■【とらへ】

※【とらふ】

■【て】

■【我(われ)】

■【に】

■【今一度】

■【声(こゑ)】

■【を】

■【だに】

■【聞か】

■【せ】

■【たまへ】

※【たまふ】

■【いかなる】

■【昔(むかし)】

■【の】

■【契(ちぎ)り】

■【に】

■【か】

■【あり】

■【けむ】

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

死んだ夕顔の手をとって、

光源氏は、生き返るはずもない人を相手に

号泣しています。。。

 

「昔の契り」というのは、

前世からの因縁のことで、

当時、仏教の浸透した文化では、

 

人知を超えた不運などが起こると、

すべて「前世からの因縁」にされていたようですよ。

 

滝汗

 

 

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