源氏イラスト訳【夕顔243】ややためらひ
ややためらひて、「ここに、いとあやしきことのあるを、あさましと言ふにもあまりてなむある。…」
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【源氏物語イラスト訳】
ややためらひて、
訳)だんだんと心を静めて、
「ここに、いとあやしきことのあるを、
訳)「ここで、とても奇妙なことがあったのだが、
あさましと言ふにもあまりてなむある。…」
訳)驚きあきれると言うに言い尽くせないことである。…」
【古文】
ややためらひて、「ここに、いとあやしきことのあるを、あさましと言ふにもあまりてなむある。…」
【訳】
だんだんと心を静めて、「ここで、とても奇妙なことがあったのだが、驚きあきれると言うに言い尽くせないことである。…」
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■【やや】
■【ためらふ】
■【て】
■【ここ】
■【に】
■【いと】
■【あやしき】
※【あやし】
■【の】
■【ある】
■【を】
■【あさまし】
■【と】
■【言ふにも余る】
■【て】
■【なむ】
■【ある】
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☆本日の『源氏物語』☆
やっと…光源氏が、惟光に事情を話せそうです。
…とにかく、光源氏自身が、
「あやし」の出来事に、「あさまし」と
感じている、と言いたいのでしょうね!