源氏イラスト訳【夕顔234】火はほのかに | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔234】火はほのかに

火はほのかにまたたきて、母屋の際に立てたる屏風の上、ここかしこの隈々しくおぼえたまふに、物の足音、ひしひしと踏み鳴らしつつ、後ろより寄り来る心地す。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

ほのかにまたたき

訳)灯火微かにちらちらとし

 

 

母屋立てたる屏風

訳)母屋立ててある屏風や、

 

 

ここかしこ隈々しくおぼえたまふ

訳)あちらこちら暗くてよく見えなく思われなさる

 

 

足音ひしひしと踏み鳴らしつつ後ろより寄り来る心地

訳)何か足音が、みしみしと(床を)踏み鳴らしながら、背後から近寄って来るする

 

 

【古文】

ほのかにまたたき母屋立てたる屏風ここかしこ隈々しくおぼえたまふ足音ひしひしと踏み鳴らしつつ後ろより寄り来る心地す。

 

【訳】

灯火微かにちらちらとし母屋立ててある屏風や、あちらこちら暗くてよく見えなく思われなさる何か足音が、みしみしと(床を)踏み鳴らしながら、背後から近寄って来るする

 

 

 

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■【火】

■【は】

■【ほのかに】

■【またたき】

※【またたく】

■【て】

■【母屋(もや)】

■【の】

■【際(きは)】

■【に】

■【立て】

■【たる】

■【屏風(びゃうぶ)】

■【の】

■【上】

■【ここかしこ】

■【の】

■【隅隅しく】

■【隅隅(くまぐま)し】

■【おぼえ】

※【おぼゆ】

■【たまふ】

■【に】

■【物(もの)】

■【の】

■【足音】

■【ひしひしと】

■【踏み鳴らし】

■【つつ】

■【後ろ】

■【より】

■【寄り来る】

※【寄り来(く)】

■【心地(ここち)】

■【す】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

…なんか、薄暗いあたりから、

化け物か何かが出てきそうな雰囲気が…;;

:-)

 

夕顔の死体がそこにある状況で、

ほんっとに恐ろしいことでしょうね!

 

滝汗

 

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