源氏イラスト訳【空蝉102】忍びがたければ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【空蝉102】忍びがたければ

忍びがたければ、この御畳紙の片つ方に、
 「空蝉の羽に置く露の木隠れて
  忍び忍びに濡るる袖かな」。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

忍びがたけれ

訳)堪えきれないので


 

 

この御畳紙片つ方

訳)この源氏の君からもらった畳紙片端

 

 

空蝉置く木隠れ

訳)「空蝉羽根降りそそぐのように木の陰に隠れ

 

 

忍び忍びに濡るるかな」。

訳)人目を忍んで涙に濡れるだなあ」。

 

 

【古文】

忍びがたけれこの御畳紙片つ方
 「空蝉置く木隠れ
  忍び忍びに濡るるかな」。


【訳】

堪えきれないのでこの源氏の君からもらった畳紙片端

 「空蝉羽根降りそそぐのように木の陰に隠れ
  人目を忍んで涙に濡れるだなあ」。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【忍びがたけれ】

※【忍びがたし】

■【ば】

■【この】

■【御(おん)】

■【畳紙(たたうし)】

■【の】

■【片(かた)つ方(かた)】

■【に】

■【空蝉(うつせみ)】

■【の】

■【羽(は)】

■【に】

■【置く】

■【露(つゆ)】

■【の】

■【木隠れ】

※【木隠(こがく)る】

■【て】

■【忍び忍びに】

■【濡るる】

※【濡(ぬ)る】

■【袖(そで)】

■【かな】

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

はいっ! 「空蝉」の巻、ラストでございます!

(o^-')b

 

最後は、空蝉の独り言のような和歌で締めくくられているのですね。

 

次回からは、第4帖「夕顔」の巻です。

楽しみにしてくださいね~!!

(●‘∀‘●)ノ

 

 

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