【帚木402-1】鶏もしばしば鳴くに | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木402-1】鶏もしばしば鳴くに

【古文】

鶏もしばしば鳴くに、心あわたたしくて、
「つれなきを恨みも果てぬしののめに
 とりあへぬまでおどろかすらむ」

 

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

しばしば鳴く

訳)何度も鳴くので
鶏もしばしば鳴く
 

あわたたしく

訳)気も落ち着かなく
心あわたたしければ
 

つれなき恨みも果てしののめ

訳)「あなたの冷たさ恨み言も言い通せないまま夜が明け
つれなきを
 

 とりあへぬまでおどろかすらむ

訳) までもがあわただしく鳴いてどうして私を起こすだろう

とりあへぬまで
 

 

【古文】

しばしば鳴く、心あわたたしく
つれなき恨みも果てしののめ
 とりあへぬまでおどろかすらむ


【訳】

何度も鳴くので、気も落ち着かなく

「あなたの冷たさ恨み言も言い通せないまま夜が明け
 までもがあわただしく鳴いてどうして私を起こすだろう

 

 

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■【鶏(とり)】

■【も】

■【しばしば】

■【に】

■【あわたたし】

■【て】

■【つれなし】

■【を】

■【恨み果つ】

※【果つ】

■【ぬ】

■【しののめ(東雲)】

■【に】

■【とりあへぬ】

※【とり】

※【あふ】

※【ぬ】

■【まで】

■【おどろかす】

■【らむ(原因推量)】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

光源氏の和歌…

たしか、初めてでしたよね~☆

強引に空蝉と契りを結んだものの、

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(´_`。)


 

 

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