【帚木403-1】女、身のありさまを
【古文】
女、身のありさまを思ふに、いとつきなくまばゆき心地して、めでたき御もてなしも、何ともおぼえず、
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【源氏物語イラスト訳】
女、身のありさまを思ふに、
いとつきなくまばゆき心地して、
訳)非常に不釣り合いできまりが悪い気持ちがして、
めでたき御もてなしも、
何ともおぼえず、
訳)何とも感じられず、
【古文】
女、身のありさまを思ふに、いとつきなくまばゆき心地して、めでたき御もてなしも、何ともおぼえず、
【訳】
空蝉は、わが身の状況を思うと、非常に不釣り合いできまりが悪い気持ちがして、すばらしい源氏の君のお振る舞いも、何とも感じられず、
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■【女】
■【身のありさま】
※【身】
※【の】
※【ありさま】
■【を】
■【に】
■【いと】
■【つきなし】
■【まばゆし】
■【心地(ここち)】
■【し(す)】
■【て】
■【めでたし】
■【御―】
■【もてなし】
■【も】
■【とも】
※【と】
※【も】
■【おぼゆ】
■【ず】
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☆本日の『源氏物語』☆
空蝉が光源氏の情愛にときめかなかったのは、
ひたすら、自分の不遇と気後れを
感じているからなんですね。
…。(´д`lll)
葵の上にも似た☆「ザ・気位」☆
まさに、紫式部の分身だと思います。