【桐壺188-①】おぼしまぎるとはなけれど、…
【古文】
おぼしまぎるとはなけれど、おのづから御心移ろひて、こよなうおぼし慰むやうなるも、あはれなるわざなりけり。
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おぼしまぎるとはなけれど、
訳)(桐壺更衣への)ご愛情が紛れるというのではないが、
おのづから御心移ろひて、
訳)自然とお心が移って行って、
こよなう おぼし慰むやうなるも、
訳)格別に お気持ちが慰められるようなのも、
あはれなる わざなりけり。
訳)しみじみと感慨深い ことであった。
【古文】
おぼしまぎるとはなけれど、おのづから御心移ろひて、こよなう おぼし慰むやうなるも、あはれなる わざなりけり。
【訳】
(桐壺更衣への)ご愛情が紛れるというのではないが、自然とお心が移って行って、格別に お気持ちが慰められるようなのも、しみじみと感慨深い ことであった。
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■【おぼしまぎる】
■【おのづから】
■【移ろふ】
■【こよなう(こよなし)】
■【おぼし慰む】
■【やうなり】
■【あはれなり】
■【わざ】
■【なりけり】
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