【桐壺18-①】ある時には、大殿籠もり過ぐして、…
【原文】
ある時には、大殿籠もり過ぐして、やがてさぶらはせたまひなど、あながちに御前去らずもてなさせたまひしほどに、おのづから軽き方にも見えしを、
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ある時には、大殿籠もり過ぐして、
訳)ある時には寝過ごしあそばされて、
やがてさぶらはせたまひなど、
訳)そのまま伺候させなさるなど、
あながちに御前去らずもてなさせたまひしほどに、
訳)無理に帝の御前から離さずにご待遇なされたうちに、
おのづから軽き方にも見えしを、
訳)自然と身分の低い女房のようにも見えたけれど、
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【原文】
ある時には、大殿籠もり過ぐして、やがてさぶらはせたまひなど、あながちに御前去らずもてなさせたまひしほどに、おのづから軽き方にも見えしを、
【口語訳】
ある時には寝過ごしあそばされて、そのまま伺候させなさるなど、無理に帝の御前から離さずにご待遇なされたうちに、自然と身分の低い女房のようにも見えたけれど、
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桐壺帝の愛情が、逆に桐壺更衣の立場を危ういものにする…
帝は、1人の女性を愛しすぎてはいけない時代だったのでしょう。
帝の気持ちと、桐壺更衣の立場を思いやりながら、
今宵はお眠りなさいませ
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【今回の重要古語】
■ 大殿籠もる
■ やがて
■ さぶらふ
■ (さ)せたまふ
■ あながちなり
■ 御前
■ もてなす
■ ほど
■ おのづから
■ き(し)過去
※文法書 や古語辞典 を手元に置き、その都度調べましょ(o^-')b
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おやすみなさい