衛星劇場放送された『愛ってなんだろう』、会社の友人に録画してもらい、初めて見ました。

私が何か感想を書くよりも、だれかこの作品について書いてないかと検索してみました。この作品を紹介したブログ見つけました。パンクフロイドさんのブログです。 ネタバレになりますが紹介します。「旬の天地真理が見れる『愛ってなんだろう』」ということで、そのあらすじもわかりやすく書かれています。見てみてください。https://ameblo.jp/punkflod/entry-1

 

 

わたしがいろいろと教えていただいてるひこうきぐ雲さんも、次のような感想をのべられています。

http://amhikokigumo.blog67.fc2.com/blog-entry-142.html

作品としては明るく楽しい青春映画ですね。深い思想性がある作品ではありませんが、娯楽作品としてはよくできていると思います。しかしそれも真理さんの魅力あればこそですが。

最初の主演映画「虹をわたって」ではちょっと複雑なところもある家出娘の役でしたし、社会的なテーマも内包した作品でした。それに比べるとこちらはもっとストレートで屈託のない役なので、真理さんも自然にのびのびと演じています。また、この間、トップスターとしてさまざまな経験を積んできただけに、自信に満ちて堂々としています。
挿入歌も素晴らしいものです。この映画のオリジナルをあげてみます。「ある日突然」はパーティーの中で歌うという設定もあり、ストレートな歌い方ですが、この頃の真理さんのうたの特徴であるあふれるような生命力、生きる喜びがビンビンと感じられました。
「ある日私も」は真理さんが実際ギター弾いているかどうかわかりませんが弾き歌いの形で、テンポもちょっと遅めで始まるので最初はレコード(CD)とかなり印象が違いました。しかし次第にテンポも速くなり生き生きとしたうたになっていきます。
「幸せなら手をたたこう」は保育園の子どもたちと遊ぶ場面で歌われるのですが、最初のフレーズを聴いたところで涙が滲んできました。もちろんこの歌は楽しい歌です。なのにどうして涙が滲んだか、それは「手をたたこう」の「こう」のところを真理さんは本当にやさしく歌うのです。坂本九さんを含めてここは元気いっぱいに歌うのが普通です。そうやって気持ちをハイにしていくのですね。ところが真理さんはそっとやさしく歌うのです。それによって聴く者の心をやわらかく包み込み幸せで満たしてしまうのです。この歌をこんな風に歌った人を私は知りません。この歌で涙が滲むなんて想像もしませんでした。またひとつ、天地真理の奇跡に出会えました。
ギター弾き歌いのスタイルで歌う「若葉のささやき」もよかったです。「時間ですよ」でも弾き歌いですばらしいうたを聴かせていますが、こちらはストーリーの上での意味もあって、この曲の短調の側面、愁いが強く出ていて、レコード(CD)とは違った魅力を見せていました。

演技、表情、うた、いずれにおいてもこの映画の真理さんは光り輝いて生き生きとしています。全盛期の真理さんがどのような存在だったか、この映画によって雄弁に物語られ、消えない記録として残されたことを心から喜びたいと思います。それだけに、この映画のテレビ放映とDVD化をぜひ実現したいものです。

 

あと映画COMでもつぎのような感想が寄せられていました。

https://eiga.com/movie/69276/review/

 アイドル歌謡映画としての魅力、天地真理の魅力は40年の時を経ても色あせない。ご都合主義的な展開も微笑ましい。話の展開は若干重い、「愛ってなんだろ」というタイトルは、おそらく真理ちゃんの歌にある{愛は喜び、それとも涙}という歌詞からきているのだろうが、そこまで深く愛を追求する物語ではない。

 役者としての天地真理は、不思議な魅力がある、セックスアピールを打ち出している訳でもない清純アイドルだった訳だが、彼女が働く会社の上司にモーテルに誘われそうになったりする、そんな場面での彼女の対処は、すごく明るく、気持ちよく、色気を感じさせない色気が、明るさの中にあり、もっともっと彼女の映画を見たかったと思わせる。

 

ちっちゃい私さんのブログ、には、いかのような記事が載ってました。あら、「恋って何だろう」?

 

こうやって人が書いてる感想を読みながら、あらためてまた見たくなってきました。