イランにやって来た

趣きのある天井の下、開かれるバザール

香辛料の香りがひろがり笑顔の人々が手招きをする

静かに着々と仕事をこなしてゆく職人たち

一日5回の祈りの合図「アザーン」の響きが町を包みこみ
ゆるやかにゆるやかに時が流れてゆく
私たちはイランにやって来た。
「今まででどの国が一番よかったですか?」
頻繁に訊かれるこの質問。今までは迷いながらも
「ペルー、ボリビア」と答えていたけれど「イラン」も追加決定。
町も景色も良いけれど、何が素晴らしいって
イランは「人」が本当に素晴らしい国。
びっくりするくらいに。
地図でも開こうものなら何処からか「お助けマン」がやってきて
英語や日本語やペルシャ語(現地語)で一生懸命教えてくれる。
「ついて来なさい」と案内してくれる。
遠い時は一緒に市バスに乗ってまで連れて行ってくれる。
おまけに市バスのチケットまでくれる。
モロッコでも頻繁に現れた、この「お助けマン」
ただしモロッコの場合は、案内が終わったら右手をサッと差し出してくるのが普通だった。
「イランも、もしかしたら」と到着当初は少し疑ったのだけど、疑った自分が本当に恥ずかしい。イランでサッと差し出される右手はお別れの挨拶のため。
見返りを一切求めずに笑顔で彼らは去ってゆく。
イランの「お助けマン」は正真正銘本物だ。

イランは子供たちも本当に可愛い。


写真が大好きで男の子たちがすぐに群がってくる。
おまけにイランでは「ジュモン」とかいう韓国ドラマが大ヒット中で
なにやら一緒に行動中のコウダイは彼らから見ると「ジュモン」似らしく人気が半端ない。すぐ写真撮られる。あっという間に囲まれる。
まるでアイドル扱いだ。
ユウ君のほうは「テス」似らしく(たぶん髭のせい)こっちもそこそこ人気。
私は未だに「おしん」。世界各地で「おしん」人気は根強いです。

あ、ちなみにイランでは旅行者である私たちもスカーフ着用が必須。
守らないと警察に叱られますよ。

ワン
思うところあって急遽イラン行きを決めた私は、「イランビザ」を取得するために夜行バスでトルコの北東の町「トラブゾン」へ向かった。到着当日の朝、眠気と闘いながらイラン領事館に足を運び、即日ビザ発行。そしてその日の夜行でイラン国境近くの町「ワン」へ移動した。トラブゾンの町からは遠くに青々と輝く美しい黒海が見えた。
あわよくば行きたいと願いながらも、半分諦めていたイランがもうそこまで近づいてきていた。というのも、ムスリム国のイランでは、女が一人旅行するにはハードルが高いとガイドブックなどにも書かれており、そこまでの無鉄砲さも勇気も自信もない私は、「いつか機会があれば。」と頭の隅っこで密かに考えていた。そこにイランへ向かうユウ君と、これまた急遽ルート変更を思い立ったコウダイとの出会い。人との縁に本当に恵まれている自分を私は心から嬉しいと思う。
ワンでは
左右の瞳の色が異なる魅惑的な「ワン猫」に会いに行った。

恐竜が潜んでいるという噂のワン湖はキラキラと妖しく光っていた。

ワンの町の人々は本当に友好的でカメラを肩から提げている私に
「写真を撮って!」とみんな寄って来る。笑いかけてくれる。瞳が優しい。



香ばしい匂いに誘われて入ったパン屋さん。
「まぁ食べなさい」とパンをご馳走になる。
焼きたてモチモチのおいしいパン。

パン屋の階段に体育座りしながらむしゃむしゃとパンを頬ばる私たち3人。
いつも通りの流れ作業がてきぱきとこなされてゆく。
香ばしい香りに包まれながら、私はふいに
ずいぶんと遠くまで来てしまったような感覚に久々に襲われたのだった。

あわよくば行きたいと願いながらも、半分諦めていたイランがもうそこまで近づいてきていた。というのも、ムスリム国のイランでは、女が一人旅行するにはハードルが高いとガイドブックなどにも書かれており、そこまでの無鉄砲さも勇気も自信もない私は、「いつか機会があれば。」と頭の隅っこで密かに考えていた。そこにイランへ向かうユウ君と、これまた急遽ルート変更を思い立ったコウダイとの出会い。人との縁に本当に恵まれている自分を私は心から嬉しいと思う。
ワンでは
左右の瞳の色が異なる魅惑的な「ワン猫」に会いに行った。

恐竜が潜んでいるという噂のワン湖はキラキラと妖しく光っていた。

ワンの町の人々は本当に友好的でカメラを肩から提げている私に
「写真を撮って!」とみんな寄って来る。笑いかけてくれる。瞳が優しい。



香ばしい匂いに誘われて入ったパン屋さん。
「まぁ食べなさい」とパンをご馳走になる。
焼きたてモチモチのおいしいパン。

パン屋の階段に体育座りしながらむしゃむしゃとパンを頬ばる私たち3人。
いつも通りの流れ作業がてきぱきとこなされてゆく。
香ばしい香りに包まれながら、私はふいに
ずいぶんと遠くまで来てしまったような感覚に久々に襲われたのだった。

カッパドキア


キノコの家がにょきにょきと立つカッパドキアはまるで妖精の国みたいだ。
小さなオジサンや妖精たちが、いっぱい潜んでいるのだと思う。
そう真剣に信じられる空気がここにはあった。
ラブ・メルヘンカッパドキア。

ここカッパドキアで尊敬する旅の大先輩、たけしさんとイタリアぶりの再会。
にょきにょきキノコの散歩道を二人でテクテク歩いた。
一緒にチャイを飲みながら、お互いの旅の話しをいっぱいした。
また会えたことがただ嬉しくて、またお別れなことが寂しかった。
グルジアに向かうたけしさん。
再会出来て、いっぱいお話できて、本当に嬉しかったです。

カッパドキアにはイスタンブールで出会った「ヒゲ仙人」ことユウ君(23)とギター片手のロン毛君コウダイ(21)と一緒にやって来た。私たちは毎晩毎晩遅くまでトランプで大貧民(私は激弱)をしたりと修学旅行みたいな夜を過ごしながらのんびり楽しくカッパドキアに滞在した。

汗をかきながら自転車を走らせたり

ツアーで綺麗な景色を観にいったり

カッパドキアな日々は過ぎていった。

追記
トルコのレース編みを教わった私は懲りずにレース糸大量購入。
現在イランにて、はまっています。