ぽち太騎兵旅団(1人) 北の国から 第11話 | ぽち太の寝言は寝て言え

ぽち太の寝言は寝て言え

その日、その時、思ったコト、したコトをありのままに書いてます 気楽にやりましょー(^-^)/

今、このブログを書いている時間、ぽち太は、仙台港にいます

停泊中の一時下船の制度を利用して、仙台駅まで行って来ました
その模様は、後日、お知らせします

さて、今回のツーリングで、ぽち太が二大イベントとして位置付けていた、知床半島横断道路の走りに、いよいよ挑みます

って、決してガンガン攻めようなんて思ってません

北海道の中でも、屈指の自然豊かな地域である知床半島は、日本では数少ない「世界『自然』遺産」

半島の周囲の大半は、切り立った崖に囲まれ、陸路は険しい山と深い森林が人間の侵入を阻み、世界遺産に認定されるに至る以前から、日本最後の秘境と呼ばれていました

長い能書きはこの辺にして、その深い自然を切り裂いて拓かれた、知床半島横断道路の様子を

この、知床半島横断道路でオホーツク海とお別れし、遂に太平洋へ出るコトになります

世間では、知床半島横断道路として知られていますが、実際には知床半島の北側、ウトロと南側、羅臼を結ぶ一般国道

なので、地元の方も、運送業者の方も利用されます
当然、ぶっ飛ばしちゃいけません

まずは、入口から



比較的、高速のコーナーと直線が続きます

やがて、中程近くになると、雄大な羅臼岳が姿を現します
この辺りが、最初のクライマックス

実はこの間に、プチ渋滞が発生
何事かと思ってると、道端でエゾシカ君が食事中

停まって写真や動画を撮ろうかと思いましたが、取り巻きが多数取り囲んでいるし、1度見ているので、敢えてスルー

でも、間近で見られてラッキー
(^-^)v
おっきいけど、可愛かった
(*^.^*)

中間地点に差し掛かろうと言う頃に、前方に不穏な靄が…
また、霧が発生❓

中間地点を過ぎて、下りに入ると、タイトコーナーが続くので、一層慎重になります
(-_-;)



で、ある程度下って行くうちに気付いたんですが、実はこの白い靄、霧ではなくて、雲だったんですねぇ

天候不良の影響で、低く垂れ込めた雲の中に突入した模様
久し振りに、雲の上下を走りました
コレはコレで楽しい
o(^o^)o

下りは、比較的タイトなコーナーが多目で、峰子ちゃんのような、軽量なバイクの独壇場



動画で見るより、実際に走ってみると、タイトなコーナーだったりします

一般国道なのに、手付かずの自然を五感で目一杯感じられる知床半島横断道路、路面状態も極めて良好で、むちゃくちゃ楽しく走れました
(^-^)v
けど、楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいます
(T-T)
ここばかりは、峠ライダー並に折り返して、何度も走りたくなりますが、先を急ぐ身

また訪れると固く心に誓って、先へ進みます

知床半島横断道路を下りきると、ちょうどぽち太も峰子ちゃんもお食事タイム

羅臼の道の駅で、ぽち太の燃料補給をしようとしましたが、駐車場への行列が出来る混雑ぶり!
Σ( ̄□ ̄;)

ぽち太は空腹でも、かなりの時間動くコトができますが、峰子ちゃんはそうはいきません
とりあえず、峰子ちゃんのごはんだけするコトにして、セミセルフのスタンドへ

セルフ給油を済ませて、お釣りを回収して峰子ちゃんの方に戻ろうとすると、海の向こうに何やら見えるモノが!

もしや‼
と思って、道路を横断して目を凝らしてみると…



カモメが…
ぢゃ、なくてぇ…




何だか分かりますか❔
ぽち太も確信が持てなかったので、スタンドへもどって、スタッフに確認すると、間違いなく国後島❕

やったあっ
\(^o^)/
天気が天気なだけに、今年も北方領土は拝めないだろうと諦めていただけに、喜びもひとしお❗

生で見てみると、あまりにも近くて大きな島
目の前にあるのに、行くコトが許されない島
目に見えない国境線を、まざまざと感じる瞬間

難しい政治問題ではなく、かつてあの島に暮らした人々にとって、あまりにももどかしく、やるせない思いを募らせる距離ではないでしょうか…

ずっと見たかった島を目の当たりにして、複雑な思いに囚われるぽち太…
折しも間もなく終戦70年を迎えるにあたって、色々な思いが頭の中を駆け巡る時間でした…

しかし、ここでもゆっくりしているワケにはいきません

先はまだまだ長いのです
この日のうちに(出来れば日没前に)、帯広まで辿り着かねば!

ここからは、ある意味鬼神の走り
昼食を断念し、トイレ、給油を除いてひたすら走ります

ただ、ちょっと欲を掻いていて、あわよくば、釧路湿原も見られないかと期待していましたが、時間的に厳しいと判断し、近くまで行ったものの断念
( ノД`)…

釧路湿原を断念すると、若干先が読めるようになったので、釧路市の先、白糠町の道の駅 しらぬか恋問(こいとい)で、知床以来初めての休憩



名前からお察しと思いますが、ご想像通り恋人の聖地に認定されてるとか…
ぽち太には、無縁の場所ですね…
(-_-;)



オススメは、恋のつぶ焼き丼だそうですが、時間は既に午後4時

重たいモノは諦めて、恋とは無関係のつぶ焼きを



確か、宗谷岬でもつぶ焼いたような…

そんなコトはおいといて、さっさと先を急ぐぞっ!

そして、この白糠町から伸びる道東自動車道を利用して、一気に帯広まで!

トコロが、自動車道に乗って帯広を目前にして、ついにまとまった雨が‼

いえ、実は、知床半島横断を走り終え、国後島を見た後、通り雨がサッと降りましたが、弱い雨が短時間降った程度
ある意味、天気予報大ハズレでは❔

しかし、今回は違います
前日、道東地方に記録的な大雨が降った(根室、釧路、帯広等で被害)記憶を新たにする勢いの雨です

でも大丈夫
この日ぽち太は、ホテルを出る時からレインウェア装着済み
(^-^)v

と、言うか、途中、羅臼のごく短時間を除いて、むしろエエ天気やん‼
って感じだったので、やっと報われた感じです
(結構ムレムレでした)

タイミング的にPA直前だったので、路面状況の急変に対応するために、敢えて小休止

目的地を目前にして、焦って事故ったら元も子もありません
ココは一息入れて、仕切り直し

…してたら、雨、止み始めたぢゃん‼
Σ( ̄□ ̄;)

ココまでのムレムレガマンは、何だった⁉
いや、それ以前にキャンプをキャンセルする必要なかったんぢゃ…
(-_-;)

ツーリング中4泊のうち、2泊をキャンプで過ごす予定だったからこそ、クソ重たい荷物背負って走ってきた苦労は?

雨が降らなくて文句を垂れる、不思議なキャンプライダーぽち太…

喜んでいいのか、悔しがるべきなのか
複雑な思いを抱えて、帯広に辿り着くぽち太でした

ただ、網走のホテルで、走行距離もワカランまま答えた、到着予定時刻ピッタリに到着したぽち太&峰子ちゃんはエライと思います

帯広の夜の様子は、次回更新で
(^-^)/