常々思うんですが、寒さと言うのは、知恵と工夫で凌ぐコトが出来るんですが、暑さってのは裸族になったとしとも暑いですよね
冬場に沢山服を着込んだからと言って、変態扱いされることはありませんが、夏だからと言って真っ裸でいれば犯罪者…
(・・;)
世の中は、暑さには我慢を強いて、寒さには様々なケアが準備されていると言うコトでもありますね
と、言う訳で、せっかくの寒さ対策が講じられているなら、それを賢く活用して、冬を楽しく乗り切りましょう
(^-^)/
で、今回のテーマは「速乾」
早く乾くですが、何を乾かすのか?
はい、ズバリ「汗」です
クソ寒い冬に、汗なんぞかくのか?って話ですが、前回までの「防風」「保温」をしっかりしていれば、多少なりとも汗はかきます
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
実はこの汗が曲者
人間が汗をかくのは、汗が蒸発する時に発生する気化熱により、体表面の温度を下げるため
つまり、汗が体の周りにいつまでも付着していると、気化熱により、体温はどんどん奪われてゆくと言うコト
最近流行りの、電熱防寒具を身に付けていない限り、ライダーにとっての熱源は体温しかありません
体温を下げる要素である汗(湿気)を素早く吸収し、皮膚から発散させる必要があります
近年、衣料メーカーや大手流通販売企業から、あったか下着などが発売されていますが、その原理の中核はこの「速乾」にあると、ぽち太は見ています
販促のため、「発熱」等の謳い文句が掲げられていますが、吸汗をしないで水分に反応して熱を出す素材なら、濡れたまま着た方が暖かいハズ
そうならないのは、やはり根幹に速乾があってこそと思います
で、こうした素材を使ったあったか肌着が多数出回っていて、それなりに効果は高いと思いますが、ぽち太が試した中では、登山用に販売されてる物がやはり最強だと思います
その使用条件からして、多量の汗をかきながら、その汗をすぐさま発散する機能の高さは、流石と言うほかありません
この登山用の吸湿速乾肌着は、最近出回り始めた訳でもなさそうで、ぽち太が初めて使用したのは、少くとも○ートテックが世に出る遥か以前
当時、「発熱」の謳い文句はありませんでしたが、実際に着てみると、現行量販商品よりも遥かに暖かく感じます
ただ、惜しいのは、お値段が量販商品の3倍ぐらい(当時)するのと、繊維が弱く、洗濯機に放り込もうモノなら、縫い目からビリビリになっちゃうコト…
(;_;)
最近ならは、そんな問題も解決されてるかも知れませんので、一概に比較するのは考えものですが、近くに山専門店などがある方は、1度覗いて見るコトをオススメします
他にもバイク用に役立つものが、見つかるかもしれません
(^-^)
と、言うコトで今回までは、防寒の3要素「防風」「保温」「吸湿速乾」についてお話してきましたが、次回からは、その「実践」についてのポイントやコツについてお話したいと思います
地域柄、冬は積雪などにより、乗りたくても乗れないライダーも多数いらっしゃると思います
けれど、寒ささえ克服できれば乗るコトが出来る地域のバイク乗りたる者、寒いと背中を丸めるよりも、冬も元気に走り回りたいものです