命短し旅せよ若者(九州編2) | ぽち太の寝言は寝て言え

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その日、その時、思ったコト、したコトをありのままに書いてます 気楽にやりましょー(^-^)/

今夜は9時からボクシング中継、明日未明には14年W杯の組合せ抽選と、ぽち太が好きなスポーツの話題が目白押し
 
下らないブログなんざ…いや、しっかりやりましょう
 
いきなり不安なスタートを見せた九州編ですが、ついでなのでトラブル編を続けてご紹介
 
走り始めはどこだったか、詳しい地名まで覚えていませんが、熊本県のどこかから有明海をフェリー船で渡る時の話から
 
その日は、走り始めからバイクの調子が悪く、エンジンが吹けない状態
 
途中プラグやキャブレターの様子を見ながら走って、なんとかフェリー船乗り場に到着
 
この日は、門司から阪九フェリー船に乗る予定だったのですが、あまりにもペースがあげられないので、途中の観光を諦めて長崎県内はバイク屋さん探しに費やします
この時もGW中の為、メーカー系や大手のバイクショップは軒並みお休み…
 
騙し騙しバイクを走らせながら見つけたのは、ぽち太より遥かに年上だろうと思われる、木造建築の自転車もバイクも扱う「街の自転車自転車屋さん」
 
ココでバイクの修理は難しかろうと思いましたが、他にアテもないしダメ元で飛び込むぽち太
 
応対してくれたのは、気難しい顔つきのいかにも職人と言った風情のオジサマ2人
 
テキパキと流れるような作業で不具合箇所を特定
ディストリビュータの不具合だったのですが、パーツそのものの不具合であれば、メーカーから取り寄せしかないのかと諦めたトコロ、店の奥からたまたま取ってあった別のバイクのディストリビュータを器用に細工してぽち太のバイクの物と交換
 
そしてエンジンに火を入れると見事復活
機械いじりが大好きなぽち太は隣で食い入るように見てましたが、この瞬間はおっちゃん達がホントに神々しく見えました
 
無口で無愛想な職人さん!!カッコ良すぎですぜっニコニコ
 
とりあえずコレで問題ないだろうけど、帰ったらちゃんとメーカークレームで治してもらえとアドバイスもくれて送り出してくれました
 
おっちゃん達、惚れてまうやろ~っ
 
しかし、結局フェリー船には間に合わず、深夜に到着した博多界隈で寝るトコロを探さなくてはなりません
 
予想外のバイク修理でフトコロが寂しいぽち太、一度は終電後の駅でステーションビバークも考え、駅員さんの許可も貰ったんですが、始発前に引き払えってのがぽち太には絶対不可能
 
仕方なく隣にあった駅前交番で、安く泊まれるトコロを紹介してもらおうと言うコトにします
 
応対してくれたお巡りさんはとても親切な方で
「いいなあ、バイクで1人旅かあ、本官もしたいなあ」
「若いバイク乗りが何言っちょるか気合ば入れて朝まで走らんか」
等々、警察官にはあるまじき発言で疲れたぽち太を激励してくれました
 
最後には、奥の部屋で休憩中のお巡りさんも加わって
「○○は安く泊まれるぞ」
「いや、あそこはガラの良くないのが居る時がある」
等々みんなで親身になって考えてもらい、安心、低価格の健康センターを地図まで書いて教えてくれたのでした
 
最後は、当直の皆さん総出でとても気持ち良く見送っていただきました
 
お陰様でお風呂にも入って、ぐっすり眠って元気いっぱいで翌朝を迎えるコトが出来ました
 
こんな素敵なお巡りさんに守られてる博多の方々が、ちょっと羨ましく思える思い出です
 
○十年経った今でも、お巡りさんの満面の笑顔が忘れられないぽち太でした