命短し旅せよ若者(東北編2) | ぽち太の寝言は寝て言え

ぽち太の寝言は寝て言え

その日、その時、思ったコト、したコトをありのままに書いてます 気楽にやりましょー(^-^)/

どうやら、台風台風の影響は、金曜日から土曜日にかけてがピークのようですねガーン
週末にやって来るとは、ぽち太が飲みに行くのを邪魔しようとしてるんでしょうか?ガーン

そんなコトはさておき、ぽち太の過去旅エピソード東北編の第2弾

果たしてぽち太の運命を変える出会いとは!?
その出会いは、ぽち太をどのように変えるのか!?
緊迫の展開は、近日公開!!
…ぢゃなくて、これから公開しますガーン

秋田県男鹿半島のキャンプ場を後にしたぽち太は、一路山形を目指します

山形で特に何か見たいとかではなく、2日間のキャンプ生活だったため、お風呂に入りたくてビジネスホテルが見つけ易い県庁所在地に向かいます

幸い狙い通り、格安ホテルを確保し旅の垢を落としたら、久々の飲み屋探索ですにひひ

駅ビルで、お土産など物色しながら、ちょっと品の良さげな居酒屋に入ります

カウンターメインのこじんまりしたお店は清潔感に溢れ、地元食材を売りに、威勢のいい大将が迎えてくれましたニコニコ

さすがの地元食材代表格、米沢牛の串焼き等は正にとろける旨さニコニコ
しかし、ぽち太の目が追っていたのは、壁に貼られた日本酒のお品書き

「花浪漫 一杯5000円 お一人様一杯限り」

ちょ、ちょっと待てビックリマーク一杯5000円はひとまずおいといて、こんな高い酒、何杯も飲むヤツいるのか?ショック!あせる

当時のぽち太は、日本酒が大嫌いで、普通に500円程度でも絶対頼まなかったと思いますが、お品書きのインパクトが強すぎて気になって仕方ありません

ある程度酔いが回って、多少気が大きくなっていたかもしれませんガーン
結局好奇心に負けて、オーダーしちゃいましたが、特別期待していた訳ではありません

しかし、オーダーが入ると、お店の雰囲気に若干の変化が…

専用と思われるコースターと瀬戸物のグラスが出され、しずしずと酒が注がれます

さて、5000円のお酒の味は…

いえ、口元近くでぽち太の手が止まります

ほのかだけど、確かに、えもいわれぬ良い香りが立ち上ります
フルーティとか、そんな陳腐な香りではなく、自己主張は控えながらもしっかり存在感はある、不思議でうっとりする香り

ぽち太は、この香りだけでおつまみ一品空けちゃいましたガーン

で、肝心の味ですが、口に含むと確かに、けれどほのかに甘い得意げ
けれど、この甘さはほとんど香りからくるのでは?
口当たりは柔らかく、大量に出回ってるお酒の様な、トゲが全くありません
喉を通った後は、口の中でサラリと切れ、後に一瞬残った甘い香りがスッと消えていきますニコニコ

とにかく、それまで持っていた日本酒の概念を180°転換させられる逸品

当初、笑い話のタネぐらいに考えてたぽち太は、生まれて初めて酒に敬意を覚えました

そして恥を忍んで、もう一杯だけお願いしたのですが、さすがに無理とのコトでしたガーン

その時大将から説明していただいたんですが、このお店は酒蔵直営のお店で、酒蔵が品評会用に数本だけ仕込むお酒のうち、三本だけ店に廻しているとのこと

その時の大将の口調は、居酒屋の大将ではなく、一流ホテルのホテルマンのようで、きっと有名な料亭などで修行されたんだろうと想像します

ここで日本酒に目覚めたぽち太は、次の目的地である会津若松で一気に才能?を開花させます

元々は会津若松城を見たくて立ち寄る予定でしたが、そちらを見学したら、ソッコーで市内の酒の博物館へにひひ

その時は知らなかったけど、福島県は指折りの銘酒の産地
飲み比べしまくって、自分土産まで購入しちゃいましたニコニコ

何事も先入観を持って観てはいけないんですね

会津若松の夜は、伺った居酒屋の大将ご夫妻と、美味しい日本酒の話と、近々名古屋へ行く用があるとのコトで、楽しい会話に花が咲きましたニコニコ

東北の方々は、ホントに素朴で良い方ばかりでしたニコニコ

しかし、そんな東北を、あの忌まわしい大震災が襲ったのは、約2年半前

次回は、震災1年後に訪れた時のお話をします