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皆様には
ご機嫌麗しゅう
メルボルンは
今日は良いお天気でしたが
どんどん寒くなってきて
日も短いです。
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日本はどうですか?
初夏の新緑
美しい頃でしょうか
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さて今日は、
英語には敬語がない?!
ということについて
考察してきます
20年間の
オーストラリア
どっぷり人生から
お答えすると
答えは
悩ましいのは、
日本語とシステムが違うので
敬語の形も
かなり違うということです。
でも、実際に
ルールはありまして、
それを無視すると
結構、ん?と思われる
こともありますので、
ここで書いておきたい
と思います。
日本人の敬語
まず、一般的に
大切なことから。
年功序列で
敬語を使う
というのは
テッパン日本流
日本では一年でも
学年が違えば
敬語ですね。
かと思えば
社会人になって
年下でも上司であれば
年下であっても
そこは敬語になりますね。
その辺は
個々の常識に
頼るところも多い、
そして常識のない、
空気を読まない人は
生きにくいのが日本です。
英語の世界では?!
こちらでは
年功序列の敬語、
というのはほとんど
見受けられません。
が、お年寄り、
に対しては敬語を使う、
というか、丁寧に話す、
敬意を持って、という
常識はありそうです。
アメリカと違い、
オーストラリアでは
私たちのように
ナースとして働いていて
医師と接するとき
下の名前で
呼んでね
と言われることが
ほとんどです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240606/19/ai-star-nurse-melbourne/3a/63/j/o0720108015448242132.jpg?caw=800)
日本から来たばかりの当初は
かなり困惑しました。
医師は基本、
尊敬される立場の
存在であり、日本での
ヒエラルキー
hierachy
ハイラァキィと発音
では、看護師は医師に
ひれ伏す存在
でありました。
そんな昭和女の私には
外科医を下の名前で
呼ぶなんてこたぁ
常識にありませんでした
驚きました。
こちらでは、
清掃の人、器械洗浄の人、
医師、受付の人、
理学療法士さん、
臨床工学士さん、
看護助手さん、
病理検査の人、
看護師さん、
専門が違うだけ
みんな同等です。
みんな下の名前で
呼び合います。
と、いうオーストラリア話は
置いておいて
敬語、使う言葉を丁寧にするべき所
そんな中でも、
大事な守るべきルールは
ありまして。
まずは
タイトル
です。
タイトルというのは、
Mr. Ms. Dr. Prof.
などですね。
Doctor, Professor,
というタイトルは特に
絶対に間違えては
いけません。
Doctorや、
Professorであるという
タイトルがある方に
MrやMs.で呼ぶのは
失礼に当たります。
下の名前で呼ぶ文化の
オージー達も
さすがに教授などは
prof、と呼んでいます。
あまり交流がない時に
その方のタイトルを知らずに
適当にミスター○○
などと呼びますと
とても無礼と
思われる可能性があるので、
お相手の方から
下の名前で
呼んで構わないよ、
と言われるまでは
上の名前と、
その人のタイトルを
絶対に間違えない
ようにしてくださいね。
…オーストラリアでは
医師でも
下の名前で呼んで欲しいと
言われることが
多いと書きました。
それに反することを
書くようなのですけれど、
ちょっとお年を召した、
リボンタイで
仕事場に来られるような
オールドスタイルの
外科医の先生などは
やはり昔からの
hierarchyを
背負って生きて
らっしゃることが
多いです。
(現代はとても
カジュアルですが、
お年寄りの方々は
若い当時から
丁寧に礼儀正しく
生きてこられた
方が多いという意味で)
下の名前で構わないよ、
と言われても、
私はMr. Ducky,
などと、
上の名前で
呼ばせて頂いています。
こちらでは、
幼稚園の時から
先生のことは
男の先生にはSir,
女の先生にはMa'am
という言葉を
必ずつけて話すように
教育されていますし、
(と、言えど、昨今の
男女の区別は
するべきでない、
という考えから、
このあたりも
そろそろ形を
変えてきているのかも
知れませんね。
オーストラリアで
学校に関連のあるお仕事や
親御さん方は
最新の先生たちの
呼び方をご存知かと
思います)
警察官の方が
話しかけてきたような時は
Yes, Officer
と答えるのも
敬語の一つですので
ご参考にされてください。
回りくどい英語推奨![ドキドキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
あと
以前に婉曲表現の記事も
書きましたけれど、
回りくどいくらいが
ちょうどいい、ということが
あったと思います。
実際、日本でも
目上の人がいる場所では
話す言葉が
少し回りくどくなる感じ
あると思うんです。
例えば、
○○してもいいですか?
の代わりに、
よろしければ、
○○させて頂きますが、
いかがでしょうか。
○○してくれたら助かります、の代わりに
恐縮ですが
○○してくださるなら
本当に光栄です。
など、回りをぐるぐるしながら物事を頼んだり
- 直接的に言わずに
- それとなしに
- 婉曲に
- 遠回しに言う
お願い致しますです
この婉曲表現こそが
英語の世界では敬語、
という捉え方に
なるんですね。
日本語と英語って、
実は似てる
例を挙げていきましょう。
家に帰ってもいいですか?
家に帰りたいんだけど。
もういいっすか、帰っても。
このような、
様々な日本語の言い方。
これを敬語にすると
家に帰っても
よろしいでしょうか
差し支えなければ
この辺で
おいとまさせて
頂きたく存じます
などに、回りくどく
変換されていきます。
英語では
I wanna go home.
Can I go home?から
Is it ok if I go home?
I was wondering if I could go
home?
Would you mind if I go home?
家に帰るという例で
使うのはおかしいですが、
他にも
- If it's not too much trouble,…
- I'd be so grateful if I could....
- If you don't mind, could I...
など婉曲に表現することが
可能です。
謝る時も、
Sorry,というのは
カジュアルです。
敬語に変換してみましょう。
- My apologies for...
- My bad..
- It was my fault.
- I am terribly sorry for causing you concern.
- I deeply regret any inconveniene caused by ...
I'm よりも、
こういう時は I am
と言った方が
いいかもなと思います。
Sorry, but you can't do it
という言い方は
カジュアルですが、
それを
I'm afraid I don't think it's
possible today,
I would love that very much,
but unfortunately...
と、言い換えることが出来ます。
とても丁寧ですよね。
他にも思いつくものを
あげていきます。
5W1Hありますよね、
これで質問を始めるのは
ちょっとカジュアルなので
例えば
Where is the bathroom?
を、
Could you tell me where the
bathroom is?
Would you mind telling me
the way to the bathroom?
のように、
回りくどく言います(笑)
オーケー、の代わりに
cerntainly,
Sure, I'd be delighted to.
Thanks!の代わりに
I really appreciate it.
I'm so grateful for
what you did for me.
Really??と直接的に言わずに
Is that so?
学校でも習ったと思いますが
I want to の代わりに
I'd like to
Do you want toの代わりに
Would you like to
Will, Can の代わりに
Would, could, mightを
使うというのは、
とてもとても良いです。
あと、婉曲な言い方で
私個人ががよく使うのは
Seem
です。
習いましたね、遠い昔
使い方は、
慣れてないと少しハードルが
高いかもしれませんが、
これはかなりよろしい
言い方でござります
I don’t seem to be able to find…
I wouldn’t like to make a trouble,
but he doesn't seem to think
it's important to come to work
on time.
回りくどさが素晴らしい
回り回ってノーと言わずに
ノーと言えるのは
スキルだと思って
学んでしまいましょう。
日本人の最たるところ、
婉曲さをふんだんに出して
最初から質の良い
英語を学ぶことを
習慣にして行きましょう!!
ワーホリを経て留学し、
本格的にキャリアを
積んでいくときに
このような婉曲表現は
あなたの力になります。
このような表現が
出来るかできないかで
教養のあるなしを
知らないうちに
判断されていたりしますので
ご一考くださいね。
以上です