「少年H」を見て | 仲人はファイナンシャル・プランナー

仲人はファイナンシャル・プランナー

広島の仲人FP(ファイナンシャル・プランナー)の佐々木愛が結婚と人生設計、ファイナンシャル・プランニング、ナチュラル・ビューティ&ヘルスケアを中心とした活動・情報、また西アフリカ、ガーナでの活動・情報、日々感じていること等をお届けするブログです。

こんにちは。仲人FPの佐々木愛です。

きのうは「少年H」を見に行きました。

金曜日に2人の先輩女性から
「良かったわよ~。あなたも見たほうがいいわ
なんてこともあって、見てみようかという思いになったのですが。

娘2人を誘ってみると
「お母さんがお金を出してくれるんなら行く
私が1800円、長女が1500円、次女が1000円。
けっこうな出費です。
次女に合わせて1000円だけ出す事にしました。

家を出る時は
3人で「少年H」を見るつもりでしたが、
映画館に着くまでに
子どもの見たい映画は2転、3転していき、
結局私は一人で「少年H」を見ることに。

第二次世界大戦を挟んだ
戦前、戦中、戦後の日本の様子が
一人の少年の目を通じて描かれていました。

この時代はちょうど私の父(S13生)や母(S16生)が
幼年期にあたる時代です。
この映画を薦めてくれた先輩(S10生)は
尋常小学校に通ってた頃です。

実際にこの映画の時代を生きた人たちと
戦争を全く知らずに生まれ育った世代では、
映画を見る視点も違うので
「良かった~」といってもその中味は全然違うはず。

実際に経験した人たちは
当時の自分がした経験と重ね合わせて見てるでしょう。
懐かしさもあるでしょうし、
こんな時代をよく乗り越えてきたという感謝と
頑張ってきた自分を称える気持ちもあるかと思います。

私は「良かった~」ではなく
「色々と考えさせられた」映画でした。

1つは、
戦争は確かに良くないことだけど、
果たして今日本が戦争に参加するようなことがあった時、
明らかに国益が一方的に侵される状況が起こった時、
自分で自分の国を守ることができるのか?
国会議員の選挙がある度に
憲法9条や自衛隊を軍隊にするか否かについて
各政党や立候補者の考えがネットにも掲載されます。
これは日本の長年の課題でもありますよね。

世界は出来る限り、話し合いで物事の解決を図ろうとしていますが、

しかし今起こったら、守れないないだろうなぁ・・・

2つ目は、
国民に教育が行き渡るのはとても大事なことだという事です。
当時の日本人があれだけ国に対して従順でいれたのも、
教育効果に違いありません。
特に重要なのが義務教育期(幼稚園・小学校・中学校)

従順であるのは捉え方によって良くも悪くも思えますが、
戦後の焼け出された中から早期に復興、
高度経済成長を成し遂げることができたのは、
日本の教育の力だと思いました。

国民に均一性(集団行動)を求める教育は
この時代には合った教育だったかもしれません。
でも今の時代は秩序を教える意味で
ある程度は必要ですが、
今後はもっと海外へ稼ぎを求めていかなければ
生きていけない時代です。
当時と逆の多様性を認める教育が
もっと必要ではないかと感じます。

3つ目は、
いつの時代も手に職を持っている人が強い。
手に職を持つとは
“人より秀でた何かを持って、それで食べていく”
という意味です。
時代、時代によって何が良いかは変わりますが、
サラリーマンでも、自営でもいいと思います。

4つ目は、
自分の考えを持つこと。
自分の考えで行動すること。
自分や自分の家族を守るために
どう行動していくか?
周囲の状況を見極めながら、
最後は自分で決めなければいけませんね。

娘たちと私は其々の映画を見終わった後
簡単に感想を伝え合いました。
私は娘達に「少年H」を観て欲しいと思いました。
あらすじを途中まで話かけて
「お母さん、そこから先は言わんとって あとは自分で観るから

子どもは子どもで、自分で観て思うことがあるでしょう。
感想を楽しみにしたいと思います。