いつ、どこで、起こるのか分からないのが
天災でもあるのですが
たびたび目にする地震や台風などの
ニュースがまた、自分たちの防災について
考えるきっかけになっています。
そうそう。
気圧の変化に、ものすごく敏感な
重症心身障害児さん、多いですよね。
台風が発生したかしてないかくらいの時期から
「今日は筋緊張強いね〜」
「発作多いね〜」ということもしばしば。
大災害が発生した時、
地域で生活する重症児は、福祉避難所よりも
自宅待機が第一選択になることがほとんどだと
言われています。
(地域差はあるかもしれません)
実際に、私の勤務するエリアでも
避難訓練を定期的に実施するものの
・体育館が2階にあり車椅子での移動が困難
・人工呼吸器や吸引器などの医療デバイスを
充電できるだけの電源確保がなされていない
・医療的ケアに必要な物品は揃っていないなど
避難先とされる福祉避難所では
受け入れが困難な現状があります。
能登半島地震のボランティアで入った
福祉避難所でも、基本的には
吸引器などの医療機器はないため
自力で痰が出せずに、呼吸機能が
低下する方は医療機関へ搬送されていました。
なので、自宅待機ができる状態であれば
それを第一選択とするご家庭も
多いのではないかなと思います。
家は安心できる場でもあるけど
いざという時、不安要素が大きいと感じる方も
いらっしゃいますよね。
必要なもの、連絡経路は確認したいです。
例えば、
・蓄電池やバッテリー稼働時間の確認
・使用する医療機器の業者さんへの連絡
(特に在宅酸素や人工呼吸器)
・ケアマネ(相談員)さんや往診医または
訪問看護など地域の医療者への連絡
この辺りは、災害時の個別支援計画を作成
される自治体さんもあるかもしれません。
そして、もうひとつ
そのような状況下でもお家の中で
・判断や行動が止まるほどの不安や恐怖から
解放できるものがある
・活動量が減り体力が落ちるのを予防できる
・重心児さんもご家族も、同じ手技で
一緒に発達、育てていけるものがある
そんなものをひとつでも知っていたり
できるものがあると、いいなぁと思うんです。
特に有事では、
ストレスや反射の影響が大きく出てしまいがち
反射の統合や足ぷろで
有事に備えることもできるし、
必要以上の不安から解放されるのも、
冷静に判断、対応できることも!
発達、身体を育てるのだいじだなぁ。








