第5期9月の『 ご縁のみなさまの時間』
NPO法人レインドロップ 代表 北鳳満(きた ほうまん)様の
ご縁の時間。
インド コルカタは カルカッタとイギリス名で言われていた場所。
インドの東 コルカタ、 中に ニューデリー、西にムンバイ(ボンベイ)
姫路市と同じくらいの面積で、人口は約450万人
その内、 スラムに住んでいる人が 約150万人。(出生届・国籍がある)
路上生活者(出生届・国籍がない)約60~70万人。
とてつもない極貧の生活者 合わせて 約220万人。
その内、約80万人が 子ども。
先の大戦後の独立戦争の時、隣国から宗教の違いによる虐殺から逃れてきた
ヒンズー教徒、キリスト教徒、仏教徒難民 約1000万人の難民。
インドの国は受け入れた。
しかし、人数が多すぎるから 十分な保護は出来ていない。
北さんの口から何度も出てきた とてつもない極貧。は
その後の 貧困の連鎖へと繋がっている。
しかし、CSP、NGO、そして、北さんのNPO法人レインドロップの活動・支援によって、
内部から 路上生活から抜け出す力をつけてきた。
今 路上生活者は 約200万人。
ここに至る迄、 路上で野垂れ死にした人の、遺体ビジネスが横行。世界23か国へ輸出。
日本も 毎年 脳外科医の練習等のため 1000体の頭蓋骨を購入。
遺体ビジネス 儲かる。 需要が広がる。
野垂れ死に者だけでは賄えない。 路上生活者の殺害。誘拐。人身売買横行へ。
特に 子ども達が被害に。
路上に転がされた 子どもの生首の写真が あるカメラマンから世界に発信。
北さんは、インドから帰る飛行機で その写真の載っている雑誌を見て、
( 聞いてはいたが、本当のことだった
) と。 そして、
「今も、『 自分への戒めのために』 ずっと手元に置いています。 」
と話されました。
衝撃的な 路上生活者の今の写真。
沢山 見せてくださいました中に、その写真も 瞬間、まぎれて 私達も。
今年 6月の1か月、コルカタの子ども2人と引率教師1人の3人を自宅に住まわせ
姫路市を中心に 播磨の小中高校などで 交流会を重ねられたあと、
家族でコルカタまで 送っていかれて、タイアップして支援活動を続けていらっしゃる
CSP( カルカッタ・ソーシャル・プロジェクト)や、NGO のメンバーや、
支援をし続けていらっしゃる子ども達、
もう立派な大人になったかつての子ども達との交流を深められ
今 の コルカタの状況をしっかり把握されてきました。
この活動を 44年間 ずっと続けていらっしゃいます。
40年以上、続けてこられたことの凄さを口にすると、 さらりと、
「 続けるでしょう。 続けないと 意味がない。
彼らは私の子どもです。親なら、子供の世話をすることは 当然。
子どもがが何歳になろうとずっと子供です。幸せを願います。」と。
約10年前 姫路に招くことができた 当時17歳(18歳)のバブラ君。
路上に産み落とされていた青年。
CSPに引き取られ、NPO法人レインドロップの支援も受けて
映像専門学校で学ぶことができていた。
北さんの家にやってこれた時、
「5分間で バブラ君の日常やコルカタを紹介する映像を作って。
それをみんなに見てもらって 理解してもらえるように。」と 北さんから。
コルカタの 路上生活者の日常、子供たちの 笑顔
伝えられている崇高なメッセージの数々
その中の一節
『 微笑んでいたら 心が泣いているってこと
大笑いしていたら 心がぼろぼろってこと
でも、 よく見て よく見て
それでも 未来に 希望を持っているんだ・・ 』
彼は その後、世界トップ企業の プライム・フォーカスに就職が決まった。
でも、彼は それを蹴って 自分が育てられたCSPに戻った。
「 お金ではない。 共に生きること。 共に過ごすことが 最大の支援なんだ。
ぼくは、 恩返しをしていく。」
路上生活の子ども達に 無償で オンラインパソコン教室を続け、
CSPで働き、今 月5マンルピー(約15万円)の給料。
その半分と 時間を、初任給の時から
NGOに寄付し続けていらっしゃるとのこと。
日本にいるだけでは、 見えない 聞こえない 世界の現状。
どれほど恵まれているか、守られているか
平和ぼけしている 拝金主義になってしまった 日本人。
多くの学びをいただいた 感動の時間。
感動した・・・だけで 終わらせてはならない。
私たちも 動いていきましょう。 ハチドリの一滴でも。
『 知ることの深さは 愛することへの道 』です。
10月の『 ご縁のみなさまの時間』は、10月12日第2土曜日に変更しています。
講師には 2018年3月
『クリスマスカードを被災地の子どもたちに届けるプロジェクト
』の
石巻市での『 クリスマスカード展示会』開催のお世話役の中心人物。
お手伝いに伺った時にお出会いして以来 親しくご縁をいただいて、
姫路、宍粟にもお越しくださいました
元メディアテック株式会社 代表取締役
一般社団法人宮城骨髄バンク理事、石巻フイルムコミッション理事長、etc の
加藤 俊治さま
新しい夢の実現のために 会社を譲り 今 準備中。
引退をして、 一切の講演はお断りになっているそうですが、
「 えりさんの頼みなら 断れないよね。」とお引き受けくださいました。
お話をお聴き出来ますこと、とっても楽しみです。
10月12日(土)19:00~21:00 みなさまとお会いできますこと
楽しみにしております。
あい☆えがお 代表 山本彗莉 拝




