毎月第2木曜日(基本的に)13時30分〜15時
姫路市立城南公民館 朗読講座です


もう20数年続けさせていただいています


今日は ずーっとご参加くださっている
嘉代子さんが、大東亜戦争で、昭和20年6月にフィリピンで亡くなった
お父様の戦死通知書、亡くなる前の最後の戦地からのお父様のおはがき
(そこには、乗っていた船が敵の潜水艦に沈められ先に亡くなっていた
弟さんが英霊となって自分を守ってくれたから、九死に一生を得た
という言葉や、 嘉代子の顔を見てみたい、見てみたい、との言葉が
書かれていました。
お母様はこのハガキが届いた時、戦地に行く夫に写真を持たせなかったことを
ずーっと悔やまれていたこと、そして、すぐに戦地に写真をお送りになったこと、
けれど、恐らく届かなかったか、届いた時にはもう亡くなっていたかわからない
と 仰っていたそう。)
弟様の戦死通知書、
遺骨のDNA検査依頼
(フィリピンで収集された遺骨のDNA鑑定が何年か前から始まったそう。
彼女はそこに依頼をなさって、万が一、お父様の遺骨が見つかったら、
私が迎えに行ってやりたいと。結果は 今回は見つかっていないけれど、
これから先に収集される遺骨との鑑定も続けられるそう。)
などなど お母様が大切に大切にしまっていらっしゃったそれらを、
お母様を見送られた後 見つけられて、今回、お持ちくださいました。
先月、 講座の最後に 今年1月1日号として届いた
日本講演新聞 の 門田隆将さんの講演記事
『分かりますか? 日本人が変質したということ』
李登輝さんのメッセージ 公はいずこへ と、
裏面 日本の有史以来、一番亡くなった世代 なぜ彼らは突撃したのか?
大東亜戦争のお話を朗読して、皆様にお聴きいただきました。
それをお聴きになって、これまで誰にも見せても話してもこなかった
おはがき等 貴重な品をお持ちくださったのです。
皆で拝見して、思いを共有して、 それぞれの思いや、経験、
歴史に思うこと、今の日本に思うこと 語り合いました。
引き続き、はじまりのあいさつとして
2月8日の私のオンラインセミナー
『ご縁のみなさまの時間』に講師で登場いただきました
工楽松右衛門 6代目の四男
工楽隆造氏から、お聴きできた工楽松右衛門さんの偉業・公益の精神を
お話して、そして いつものように
あい☆えがおの618呼吸法 .腰ゆるゆる体操、腹式の声の出し方、
母音発声練習 あわうた響きあわせ と、すすみました。
『あわうた』の響きをお受けになったみなさまの感想や言葉を
おひとりおひとりお聴きしていましたら
「 実は、私の父は終戦の時、中国にいてシベリアに抑留されて帰ってきた
ものなんです。」と、おひとりから言葉が。
過酷な過酷なシベリア抑留。2年後 生きてお帰りになったお父様。
「 でも、父は、一度も、戦争のことも、シベリア抑留のことも、
家族にも誰にも語ったことがありませんでした。
だから、私も何も知らなくて。
でも、 父が亡くなり、その整理をしていて、
父が大東亜戦争に関する様々な本や資料、ビデオなど沢山貯蔵していた
ことを知ったのです。
処分することを考えていたのですが、嘉代子さんのおはがきなど
見せてもらって、少し考え直します。」
捨てないでくださいね~。間に合ってよかった〜。と、ほっとしました。
きっと、これらを必要としている方、守りたいと思っている方や団体に
出会えるはずです。
現在、朗読のテキストに選んで読み進めている 『日本の偉人の物語』
伊能忠敬にすすむ前に 講座終了時間がきてしまいました



本は進まなかったけれど、みなさまが、それぞれに思いをどんどん話せる、
みんなで共有できる この教室も 大好きです
お蔭様です



ご興味・関心のある方、姫路市民であれば
どなた様も無料でご参加いただけます



よろしければ ぜひどうぞ


