回文に寄せて | アイ氏とTさん ~回文と料理のブログ~

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アイ氏の趣味の回文と、Tさんの趣味の料理を、日々公開中。

 回文をネタにしたブログをはじめてはや1年が経ったところで、
 改めて回文を想う。

 

 きっかけは、ブログの最初に書いたように、回文の短歌作り。
 内容で勝負できないから、形(?)で勝負!と意気込んだわけで。


 その後、1冊の文庫本に出会うことで、回文作りにいっそう凝るようになる。


 それは、


 坂崎千春『回文の国へようこそ』(中央公論新社 2003年)


 実は、この文庫本、数年前の誕生日にもらったもの。


 文庫本の後ろの紹介にあるように、
 「とぼけた回文と絶妙なイラスト」に、衝撃。
 回文作りにさらにはまってしまった。


 しかし、この本、しばらく封印することになる。
 それは、もちろん、オリジナル回文を作るため。


 そうして、電車のなか、湯船のなか、布団のなか、
 作り続けて、ここまで、来た。


 そうして、いま、ふたたびこの本を開く。


 実は2つばかり同じ回文があった。

 因みに、これ(回文25家族のうち「旦那~」 )とこれ(150記念の没ネタ「タイガー~」 )。
 やっぱり先行作品があるかどうかは調べるべきかなと反省。


 イラストをつけることにも実は憧れるけれど、絵心がないから難しい。
 そんな葛藤から写真付き を1度出してみたわけで。

 でも、この↑花見ネタ、坂崎さんの文庫本にはさらに上をいくものがあった…。
 ともかくも、これからはイラストも用意してみたいなぁ、なんて。


 それから、文庫本のあとがきに共感。
 「うまく意味の通った回文が出来たときは、

  パズルの最後のピースがぱちりとはまったときのように爽快」
 とはまさにそのとおり。


 回文の魅力を改めて教えてくれて、創作活動(?)へとつなげてくれた、
 この文庫本の存在に感謝。


 そして、この文庫本をくれたあのヒトに感謝。