冬は代謝が下がっているなんて思っていませんか?
実は冬は体温を保とう夏よりも基礎代謝量は高くなっているんですよ。
だから、カラダをあっためようと頑張るとダイエットにもつながりやすいですね。
では、簡単に冷え症改善方法をお伝えします。
①肩甲骨を刺激する。
座っていても立っていてもできる体操です。
お尻に両手をあてて両肘を背骨のほうに近づけたり緩めたり蝶々のように動かしてみましょう。
肩甲骨にはミトコンドリアがたくさん存在する褐色脂肪細胞があります。
ミトコンドリアは、糖質や脂質等をエネルギー源として熱エネルギーを生産します。
東洋医学で考えると、肩甲骨を動かすと姿勢がのび脱気虚できるのでやはり温まると考えられますね。
②ツボをおしたり温める。三陰交(さんいんこう)太谿(たいけい)
●三陰交はくるぶしのから指4本分上にあります。
(三陰交は脾、腎、肝の経絡が交わる部分です。冷えや冷えのぼせにも効果的ですが、肝、腎はホルモンのバランスを整えるために大切な臓器です。更年期や生理不順、不妊症にも効果的なツボです。)
●太谿は脚のくるぶしとアキレス腱の間の少し窪んでいるところにあります。
(太谿は腎経のツボなので腰からの底冷えや浮腫みに効果的です。腎にかかわるツボなので婦人科にも効果的です。)
③足首を回す。
デスクワーク中、上半身は暖房で乾燥するのに足元冷えますよね。
仕事中くるくる回してみましょう。
冷えは足首から入りやすいので冷やさないようレッグウォーマもしたいですね。
足首は骨盤と密接に関連しているので足首を柔軟にしておくと冷え症だけでなく骨盤のゆがみ、生理痛にも効果的です。
足首には②のようなツボもありますし②同様、脾、腎、肝特に、腎の働きが強まります。
④山芋を食べる。
漢方では山芋のことを山薬といい脾腎の虚証の時に使います。
底冷えする冷え症は、脾腎陽虚というタイプに分類されることが多いです。
まさにそのタイプ向けのお薬のような食材ですね。
アミラーゼを大量に含むため消化にもよく体力も付け温めてくれます。
東北では、お正月にでとろろごはんを食べる習慣があるんですよ。
年末とお正月で弱った胃を整えながら体を温め体力をつけてくれているんですね。
すりおろした山芋(フリーズドライのタイプもあります)と生姜を使ったお粥を朝食にとると、とっても温まり胃腸の調子もととのいますね。
ちなみに山芋を使った漢方薬は、参苓白朮散、牛車腎気丸 、八味地黄丸など腎の働きをたすけて温めてくれるようなものに含まれています。
是非できるものがあれば試してみてくださいね。