あともう1つ嫌だった事。


私は中学1年生までオネショをしていた。

今なら、

「夜尿症は不安やストレスが原因」

てのは常識的だけれど、


当時は「甘え」とされて、

厳しく体罰を受けていた。


「オシッコの臭いがする」

と姉や兄が一言言えば、

どんな大勢の人が居る前でも

その場で、母親にパンツを膝まで下ろされて、

少しでもパンツに水気があると、

竹の物差しで力一杯、

お尻を叩かれた。


兄や姉はそれを見て

「まだ力が弱いんじゃない?」

「そんなんじゃ治らないよ」

と言って、

母親は「そうかしら」と言って

また力いっぱい、

洋裁で使う50cm長さの

竹の物差しを振り下ろした。


パーン!と鋭い音がする度、

笑われた。


もう10歳にもなる年頃に近い女の子が

大勢の前でお尻を丸出しにされて

竹の棒で殴られる。


中には眉をひそめる人も

居たのかもしれない。


屈辱だった。

恥ずかしくて恥ずかしくて、

悔しくて悲しくて、

怒りとか色んな感情が込み上げていた。


泣いたりすれば良かったのかもしれないけど、

笑い声がおきている中で

その悲しみを露にしていいのかわからず、

泣いたらよけいからかわれるのも怖くて、

お道化てみせて、

さらに笑われていた。


今思い出しても

ツラくて涙が込み上げてくる。


アザになるほど強く叩かれても

私は無意味におちゃらけて

いつもヘラヘラ笑っていた。

でも心の中では

悲しみと屈辱感、

怒り、恨みでいっぱいだった。


そんな環境から、

暴力など存在しない、

皆から愛され大切にされて、

安全で豊かな「お姫さま」になりたい

という妄想に逃避していたと思う。

 

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