久々にフィリップ・K・ディックを読んでますが、いやはや彼ってスゴイです。
はっきり言って大預言者だと思います。
今の世相はまさしく彼の世界観です。

ディックのことを知ったのは今を去ること40年前。
スピルバーグ監督の”ET”(1982年公開)を家族3人で観に行ったのですが、満員で入れず。
小学生の息子を宥めつつ「困ったねぇ」と思っていたら、亡くなった伴侶が隣の映画館でポスターを眺め、
我らに有無を言わせず「これを観よう」とさっさとチケットを買って入場。

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今なお語り継がれるSFの名画
”ブレードランナー”の原作
”ET”とは大違いで、中はガラガラ。
「面白いんかいな〜?」と半信半疑のまま、映画が始まったのですが、
最初の数分ですでに引き込まれてしまい、終わった後も三人とも放心状態。
強烈なインパクトに、帰りは全員無言で家路についたことを鮮明に記憶しています。
その映画のタイトルは”ブレードランナー”。
監督はリドリー・スコット。
同監督の”エイリアン”も衝撃でしたが、”ブレードランナー”には、心底やられちゃいました。
この映画の原作が、何を隠そう(な〜んも隠してないって!)ファイリップ・K・ディックなのです!


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ディックとのシンパシーを感じさせる
伴侶のイラストと立体作品
美術も伴侶の大好きだったシド・ミードだし、全てに於いて素晴らしい先鋭的表現。
早速、伴侶はレーザーディスク(当時、レコード版みたいな今のDVD風のものがあったのです)を買い求め、字幕も入っていないのに息子は何日も見続け、その結果、字幕なしで英語のセリフが理解できるようになったと言う嘘のような本当の話。

当然ながらディックの著書も我が家では定番となりました。
ディックは1928年生まれ。
53歳という若さで亡くなってますが、かなりの”霊体質”でレーザービームや幾何学模様の幻覚やイエス、古代ローマなどの幻影が見えたとか。
やがては自分はローマ人に迫害されたキリスト教徒のトーマスで二重の人生を生きていると言い張っていたそうです。
”流れよ我が涙、と警官は言った”という作品が私と伴侶の一押しなのですが、ディックはこの作品は預言者エリヤが自分に乗り移り、彼が読んだことのない”使徒行伝”の物語を詳細に改作して書かせたと信じていたそうです。
確かに彼の作品には本当に”預言者”としか思えないような描写が多々あります。
やっぱり、預言者やったんや!!

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30年以上を経たお気に入りの文庫はボロボロです
ブレードランナー観賞後に気づいたのですが、私はその数年前にすでにこの人の”高い城の男”という作品を読んでいました。
ヒューゴ賞受賞というキャッチが目について読んだのですが、その時は今一つピンと来なかったというのが正直な感想でした。
しかし、ヴィジュアライズされた”ブレードランナー”という作品を体験し、40年を経た今、新たな気持ちで読み返してみると、やっぱりディックって凄い!

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新装版”高い城の男”
ヒューゴ賞受賞作品(1963年)
今やSF(空想科学小説)とは言えなくなってきた彼の作品は、どれを読んでも神がかりとしか言いようのない天才的創造性を覚えます。同時にディックの描く無機質でサイバーな世界観の中に、彼のこの上ない豊かな人間的感情と愛を感じさせられます。
1982年の”ブレードランナー”公開の年の3月2日が彼の命日なのですが(彼は映画の完成を見届けられずに亡くなりました)、亡くなったその年に我家族を大いにインスパイアをしてくれた”ブレードランナー”という今も語り継がれるSFの名画と出会えたことは単なる偶然ではなかったのだと思います。
映画の”惑星ソラリス”、”2001年宇宙の旅”、”エイリアン”、”未来世紀ブラジル”、”ガタカ”、”マトリックス”などがお好きであれば、一読お勧めです。
6/13〜19のお告げ
FIELD MAPLE
カエデ

さあ、仕事をなさい
やり遂げなさい
あなたには両の手と、言葉がある
仕事のための力と知力がある
今がそのとき
仕事に愛を織り込みなさい
甘い果樹の種をまきなさい
明日の子どもたちのために
(TREE ANGEL ORACLEより)
現在の仕事を大事にする週にしてください。
仮にその仕事が気に入らなくても、仕事イコール経済という概念を捨て去り、
愛情を持ってその仕事に取り組んでください。
自分の今いるポジションとワークを愛情を持って大切にすることは自分へのリスペクトです。
経済的見返りがあることだけが”仕事”ではありません。
仕事とは”事に仕える”ことです。
自分の役目を全うすることが、いわゆる”仕事”です。
勿論、経済的目的での仕事も大切ですが、そのためだけに心を痛めながら従事しているのであれば、
考え直す必要があります。
経済面はおまけくらいの意識で仕事を楽しむ心境であれば、それは仕事と自分に対してのリスペクトです。
経済的見返りが有る無しに関わらず、自分のワークに愛を注ぐ週になさってください。