「乳がんの一番の原因はストレス」と考えていらっしゃる方が多いようですねグッド!

強い精神的ストレスを受けると、私たちの体内では副腎皮質ホルモンが分泌され、神経伝達物質である脳内セロトニンの伝達量を高めてストレスを軽減しようとしますビックリマーク しかし、強いストレスが長く続くと、脳内セロトニン量が減少し、よりストレスの影響を受けやすくなり、さらに脳内セロトニンの量が少なくなるという悪循環に陥ります叫び

 副腎皮質ホルモンはストレスを解消する効果とは別に、自己免疫疾患の特効薬として用いられるように、免疫系を弱める作用があり、その結果がん細胞を攻撃するマクロファージやNK細胞までも弱めることになりますしょぼん

 こうして、ストレスによりがん化が促進されるわけですドクロ また、脳内セロトニンの不足は低体温症を引き起こし、低体温はがん細胞を勢いつけさせる結果にもなりますショック!


 さらに、脳内セロトニンの不足は、エネルギーを作りだす「ミトコンドリア」の活性も低下させるため、がん細胞のアポトーシス(自然死)を阻害することにつながりますカゼ 逆にいうと、ミトコンドリアの活性を高めることにより、がん細胞を死滅させることができますチョキ

 また強い精神的ストレスは、ミネラルの中でもマグネシウムをより多く消費しますビックリマーク マグネシウムはミトコンドリアの活性に深くかかわっているため、この影響も無視できません。こういった点からも、がんを克服するには“精神的ストレスを受けないこと”がたいへん重要なのですが、それが容易にできないのが“精神的ストレス”というシロモノですしょぼん

 しかし、脳内セロトニンを増やすことにより、ストレスを感じにくくすることは可能ですラブラブ! 脳内セロトニンを増やすには、米、野菜類、魚など、脳内セロトニンの原料となる「トリプトファン」の含有比率の高い食品をとり、牛乳・乳製品、肉、小麦・とうもろこし製品といった、トリプトファン比率の低い食品を極力控えることが大切ですチョキ

 さらには、適度な運動と筋肉をつけること(無理なダイエットで筋肉を落とさないことの方が重要かも・・・)、マグネシウム不足をなくすことなどによって精神的ストレスに強い体質を作り上げることが可能となりますラブラブ!

 動物実験によると、母ねずみにダイオキシンを投与して子宮内でダイオキシンに被曝させた雌ねずみは、健康なねずみよりも乳がんを発症しやすいという報告があり、そのメカニズムも解き明かされていますビックリマーク

 このように、蓄積性のある発がん物質が体脂肪に年々蓄積されていき、そこにエストロゲンの作用が加わることで発症するのが乳がんであると私は考えていますひらめき電球


 ところで、ダイオキシン類の人体への取り込みは、かつては焼却炉からの排煙が大きな問題となっていました叫び

 しかし、今日ではそのほとんどが魚介類からの摂取と考えられていますガーン 特にタチウオやアナゴなどの水底生息魚、食物連鎖の上位にいるブリやマグロなどの大型魚類にダイオキシン類は多く含まれていますしょぼん


 ダイオキシン類は脂溶性が高く、化学的に安定しているため、脂身や内臓、皮などの部位に多く蓄積されますビックリマーク

 マグロなら、皆さんの大好きなトロに一番たくさん含まれています。だから食べるなら赤身がお勧めですグッド! その他には、あん肝、イカワタからは特に多くのダイオキシン類が検出されていますしょぼん 

 また、肉・魚類のコゲに含まれるベンゾピレン(PAHsの一種)は非常にも強い発がん性があり、バーベキューが好きな方や燻製などをとる機会が多い人は注意が必要です叫び

 これら以外の発がん物質としては、お米や内海の魚介類(貝類・カニ・頭足類の内臓は特に多い)に含まれるカドミウム(摂取後30年体内に蓄積される)、ヒジキや玄米に含まれる無機ヒ素、大型魚類に含まれるメチル水銀、ウインナー・ハムなどの添加剤や漬物に含まれる亜硝酸塩(第2級アミンと反応して発がん性ニトロソアミンを生成)、残留農薬に含まれる塩素系&有機リン系農薬などがありますドクロ

 さらに、飲料水中の汚染物質(塩素系消毒剤、ドライクリーニング廃液など)やカビ毒(アフラトキシンなど)、タール系着色剤なども、がんを引き起こす可能性のある物質として危惧されますドクロ

 これらは通常、知らず知らずのうちに食事を通して体内に取り込まれているから厄介ですしょぼん しなしながら、それが話題となることは少ないように思いますビックリマーク

 厚生労働省等からはこれらのデータが公開されてはいるものの、国民に対して啓蒙されることはほとんどありませんパンチ! おそらく、ほとんどの方がこうした事実を知らないまま、発がん物質を含む食品を召しあがっているのではないかと思いますプンプン

*詳しくは、拙著「片頭痛の治し方」、「糖尿病」、「脱認知症」などにわかりやすく書かれていますチョキ

 発がん物質についてもっと専門的に知りたい方は、『アレルギー・炎症体質の真実』(理工図書)をご参照くださいグッド!



 食べものの最後に、「飲酒」と「喫煙」にも触れておきましょうビックリマーク


「飲酒」については、アルコール自体の毒性は少ないのですが、体内で代謝される際に「アセトアルデヒド」という有害な中間物質が生成します叫び これは「活性酸素」を発生させ、遺伝子を傷つけることがわかっていますドクロ アルコール飲料の中には、猛毒の「ホルムアルデヒド」を生成するメチルアルコールを極微量含むものもあります(一部のワインなど)ドクロ

 アルコールは10グラムとるごとにがん発症のリスクが9%上がるといわれています叫び くれぐれも飲み過ぎには気をつけてください。

 また、同じようなメカニズムとして、天ぷら油などに含まれるリノール酸も、加熱によってヒドロキシノネナールというアルデヒドを生成し活性酸素を発生させますドクロ 特にアルコールに弱い方はアルデヒドの代謝も悪く、微量であっても長時間曝露されることになります。くれぐれも「エコ」などといって、古い油を何度も使い回さないように気をつけてください叫び

 なお、たばこの煙には微量ですが、発がん性の強い多環芳香族炭化水素(PAHs)やカドミウムが含まれ、紫煙にはダイオキシン類も含まれますドクロ 肺がんはもちろん、乳がんにとっても発症原因となりますビックリマーク 自分自身の喫煙もさることながら、受動喫煙の危険性についても気を配ってください叫び

「乳がんは、乳管上皮細胞に何らかの発がん物質が集積し……」、と最初に書きました。では、「発がん物質」とは何でしょうはてなマーク それはどのようにして体内に取り込まれるのでしょうはてなマーク


 遺伝子に狂いを生じさせるものとして、皆さんはすぐに放射能やX線、紫外線などの電磁波を思い浮かべるかもしれませんねビックリマーク

 しかし、これらは乳がんに対する直接的な発症要因とはならないと考えられますビックリマーク

 乳がんをはじめ、体内でがんを発症させる直接的な発がん物質とは何かはてなマーク


 もっとも可能性が高いものは、何といっても「食べもの」に含まれています叫び


 発がん性環境汚染物質であるダイオキシン類、PCB、DDTなど塩素系農薬、排気ガス、食肉・魚などのコゲや燻製(くんせい)に含まれるベンゾピレンなどの多環芳香族炭化水素(PAHs)やヘテロサイクリックアミン(HCA)などですドクロ

「そんなもの食べているはずありません!?

 そうおっしゃるあなた、ちょっと待ってくださいねパー 実際には、気づかないうちに口にしているかもしれないのですしょぼん それについては、のちほどご説明しますビックリマーク

 これらの有害化学物質が体内に取り込まれると、それら自身の発がん性もさることながら、有害物質を分解するために働く酵素(チトクロムP450)のリスクも発生しますドクロ

 これによってもがん化が引き起こされてしまうのですカゼ また、これらの発がん物質はいずれも体内で蓄積される性質がありますドクロ なかでも、ダイオキシン類の生物学的半減期は7.5年と長いため、体に取り込まれると加齢とともにその蓄積量を増していきます叫び

 厚生労働省の公表データによれば、生まれてくる新生児の6.7%は、すでにダイオキシン類の影響と思われる「アトピー性疾患」に罹患しており、さらに母乳哺育だと12ヵ月後には7.9%まで増加し、人工乳哺育では5.5%まで減少することが示されています叫び

 つまり、妊娠時にはすでに胎児に影響を与えるレベルのダイオキシン類が母体に蓄積されているということショック! お母さんはそれを新生児・乳児に無意識のうちに与えていると考えられるのですカゼ

 このことから、妊娠・出産経験があり、授乳経験・長期授乳の場合に乳がんの発症率が低下する理由もわかるのではないでしょうかビックリマーク

 発生原因であるダイオキシン類が体内から減少したからリスクが軽減されたのですビックリマーク妊娠・出産後に母親は美しく健康になり、子どもはアトピー性疾患で悩んでいる――そんな状況にはこのような原因があったというわけですカゼ


 これらの発がん物質は脂肪組織に溶け込んでいて、通常は皮脂等から、わずかしか体外に排出されませんガーン ところが、妊娠時には胎盤を通じて、また授乳時には母乳の脂肪分とともに大量に胎児や乳児へと移行しますドクロ