お盆も過ぎまして、例年なら朝晩に秋の気配が忍び込んだりしてきて、夏大好きっ子の私としては、そこはかとない悲しみを感じるはずの時候ですが、今年はまだバリバリ連日の猛暑。
これはこれで、何だかなーという感じですね。
さてそんな27(日)、行ってきました。
今回は日曜にも関わらず参戦の宮ちゃんと、日曜の男としてウワサの(どこで?)勝雄さんがメンバーです。
宮ちゃんたっての希望もあり、観音崎方面のタチウオ狙いです。
近頃は通年で狙えるタチウオですが、やはり夏の風物詩だしドラゴンも出てるみたいなので、私の最も苦手とするターゲットではありますが、今回こそリベンジ!して来ます。
1:00
自宅出発。
ガソリン 178円
アクアライン 風4m
3:00
現地着。
珍しく宮ちゃんの姿なし。
どうした?気合い入りすぎて寝過ごしたか?
すぐ出せるように、着々と準備を進めてると、宮ちゃん到着。ヨカタ。
思わぬ伏兵的な台風10号が関東方面に向かってくるみたいですが、結構な凪予報。こういう時の予報ってあまりアテにならないことが多いですよね。直前でコロッと変わったり。
一番信頼している海釣図の予報を見ると、波は終日0.2m、風は4~6mくらいなので全然ヨユー♪
(タイドグラフBIより)
〈今日の狙い〉
タチウオ(テンヤ、天秤、ジギング)
アジ(サビキ)
マダイ(ひとつテンヤ)
青物(ジギング)
ドラゴン3本、アジ5~6本、ワラサ1本を目標とします。とは、毎度毎度の取らぬ狸のナントヤラです。
3:50
岸離れ。
夜明けは5時過ぎです。真っ暗な中、本線航路を突っ切って三浦側へ。
4:40
さぶろく丸よ、あれが久里浜の灯だ。
隣の芝生は青いという格言の通り、沿岸沿いには面白そうな根がいっぱいあります。以前朝マヅメにワラサが出たポイントもあるので、気になる所でジグを落としながら北上し、観音崎を目指します。
と、巡航速度で移動中、突然エンジンがプスンプスン、と情けない音を出して止まってしまいました。
やめてよ!こんな所で縁起でもない!
セルを回すと、ブルルルルン!と一瞬元気に息を吹き返しますが、またすぐスンスン……と止まってしまいます。
キャブかな?
いや、ひょっとしたら……と、オイルを足してみたら元気復活!今度は止まらず動いてくれます。
今までオイル切れの際は、「プヒーーー」と弱々しくもアラーム音でお知らせしてくれてました。センサー異常なのか、音が鳴らなくなってしまったようです。
確かにそう言われてみれば、止まる寸前エンジン音が僅かですかシャリシャリ言ってるような気がしてました。
今度からこまめにオイル補充するようにします。
事なきを得て、目指せ観音崎!
5:25
すっかり夜も明けてしまいましたぜ。
まだ遊漁船の姿もなく、どこでタチウオが出るのかさっぱり分かりませんが、心当たりの水深60mから魚探掛け。
30分以上掛けて、ようやくこれは?という反応を見つけました。
まずはテンヤを試してみましょう。
テンヤはダイワのゼブラグロー50g。エサは宮ちゃん本舗の冷凍イワシを使います。
「40本ほど持ってきました」
と。三石忍か!
お見事!十分指4本のナイスサイズ!
いるのは分かった!後は釣るだけ!
6:55
次も掛けたのは宮ちゃん。
さっきよりも少し細めの指3.5本。
くぅ~~っ!いるねえいるねえ!
こっちにもおいでよ!かもーんじょいなす!
私のタックルは、マルイカ用の先調子ロッドに小型電動リールの組み合わせ。ラインはPE2号にリーダーが7号。
ダイワのテンヤは短めのリーダーがセットになっているので、それを接続してテンヤをぶら下げます。
誘いはデッドスローのただ巻きをベースとし、たまにシェイクを入れてアピール&食わせの間を与える止めを組み合わせ。
ピタッと動きを止めたところで、クンクン!コン!とシグナルあり!
止めたまま待つと、もてあそぶようなアタリが続き、ググーーーッと重みが乗りました。
「おりゃーーーーっ!」とアワセを入れると、ズーーーーーン……と重量感が手元に伝わってきます。
うーん、コレコレ。この瞬間がたまらない。
何ヶ月ぶりのタチウオのアタリ!?そうね、アタイがまだ10代の頃……なんて思いを巡らせるほど大昔の記憶です。
しかもまずまずのサイズっぽい。
バレないように、慎重に、しかし速やかに。
ギラリ!と海面に輝くサーベルシルバー。リーダーを掴んで、おりゃっ!と引き抜き。
やりました~……
苦節40年(ちょっと盛ってます)。無事に指4本(弱)をゲット。嬉しすぎて半泣きの表情です。
7:05
今度はまたもや宮ちゃん。
ジョン・ボーナム(勝雄さん)は何故か細いのんばかりですね。
いつしか周囲には遊漁船団がズラリと並ぶお約束の光景が。しかし幸いというか、私たちは最初に反応があった深めのポイントにこだわっていたので、少し距離が取れています。
それでも上潮がよく効いていて、すぐに船団に近付いてしまいます。2km/h以上で流されるので、テンヤもどんどん斜めになってしまいます。
面倒ですが、操船でラインを立てるようにしてみましょう。その甲斐あって随分と釣りやすくなったはずです。
しかし船長兼釣り師の私としては、忙しない操船で釣りがしにくい。今日イチの大物を取り込み直前でボロリしてしまう失態もあり、悔し涙チョチョ切れサラダです。
てな感じで程々に釣果もあって、久しぶりにワアワア言うとりますが、9時30分頃にはアタリもビタリと止まってしまい、まったりムード。
「アジでも釣りに行きますか」
アジなら釣れるという訳でもありませんが、タチウオは数本ずつ確保できたので、一区切りとしましょう。
10:00
アジが着いていそうな、沖の水深30mに向かいます。
同じくアジ狙いらしいフネがポツポツいますが、反応は全く出ませんね。ダメもとでサビキを落としてみますが、ノーシグナル。
ポイントを探しながら、南下します。
夏の海。
浮いてるだけで満足です。
相棒のSPF2。
13:00
更に南下を続け、吉野瀬方面へ。
水深30~50mエリアを流します。
ひとつテンヤ、ジギング、タイラバなど、みな思い思いの釣りを試しています。
14:35
タイラバの勝雄さんにヒット。
ホウボウちゃんでした。
てなところで、急に風が上がってきました。
おい、聞いてないよ。
どうやら雨雲が近付いているみたい。
にわかに風波が立ち始め、何やら怪しき気配です。
「荒れる前に戻りますか」
バッシャバッシャ!と波を打ち、派手に飛沫を浴びながら千葉に向けて進みます。
こりゃたまらんなぁ、しかしこれ以上荒れて戻れなくなっても困るし……と濡れネズミ覚悟で巡航速度で走行しましたが、すぐ風が弱まり、波も収まりました。危険な雨雲はピンスポットだった様子。助かった。
15:05
岩井沖にハッキリとわかる雨雲。クワバラクワバラ。
我々は保田を目指します。
いつもの流し釣りポイントに入って、釣り再開。
まぐれでサビキに黄金アジが掛かりましたが、取り込み寸前でバラしてしまいました。午前中のタチウオと言い、今日は詰めの甘さが目立ちますね。
17:00
最後の悪あがきで、アジポイントを叩き、ホコリも出ないことを確認して終了。
17:25
沖揚がり。
13時間半の釣行でございました。あんたも好きねぇ。
給油してビックリ。20リッター缶2つ飲み込んで、さらに10リッター缶もガブ飲み。50リッター以上消費してしまいました。
18:25
ばんやの湯。
トップレスおとっつぁんも今季4回目位になりますが、今日は日照時間も長かったので、肩~背中がややヒリヒリ。
19:45
反省会は木更津の友里本店。
ラーメンとやきめしを頂きました。両方とも単品なので食べる前から腹パン確定。
20:55
海ほたる。
22:45
自宅着。
何とかタチウオリベンジできてひと安心です。
苦手意識も少し薄れた感じです。
そして7ヶ月にも及んだヒンカーズ地獄、悪夢の13連敗にもピリオドを打てました。長かった!山手トンネルみたいに!ようやく板橋で出られた感じ。
あ、そうそう。
最近さぶろく号(ハイエース)に新兵器を追加しました。
防虫ネット。リアとサイド1枚です。もちろんヤフオクです。
今年はもう夏も終わりですが、来年も再来年も活躍してくれたまえ。
次回は2日(土)の予定です。
また台風が来てますが、今のところ大丈夫そう。何を狙うかな~?