この日、正真正銘今年のJリーグが終わった。
別に金沢の敵を討ってくれと思ったわけではないのだが、何となく宮崎を応援してPCで観ていたJ2昇格プレーオフ決勝戦。
思わぬ大差。シーズンを通して堅かったFC大阪の守備の崩壊は意外であった。
だが、勝敗の行方は観客数を見れば当然か。準決勝の金沢戦よりも少ない、寂しい千人台。ホームゲームで、決勝戦でこれだけしか集められなかった大阪の敗退は、ある意味、理の当然といえるだろう。
宮崎の10番井上選手はええねえ。
この日行われたもう一つの試合、J3とJFLの入替え戦第2戦は引き分けとなり、JFLのレイラック滋賀がJ3昇格を決め、アスルクラロ沼津がJFL降格となった。
前日のJ1昇格プレーオフ決勝戦で千葉がJ1「復帰」を果たし、これで来年のJリーグ一部から三部までのチームが固まった。
その中で話題なのがJ1。オリジナル10(テン)と言われる、1993年のJリーグ誕生時にリーグを構成していた10チームがすべてJ1に戻って来たのだ。
横浜マリノスに吸収されて消滅した横浜フリューゲルスは除き。
それが、次の9チーム。
住友金属鹿島
マツダ
三菱重工
パナソニック
清水FC
日産
トヨタ
読売クラブ
古河電工
(順番は今季の順位に基づく)
わざとJリーグになる前の実業団の名前で書いているが、現在は所有者が異なっていたり所有権(株主)が分散されていたりするチームも多い。私は32年前に戻ったというより、この32年の間の変遷を感じ取る。
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以上により、来年2月から5月まで行われる「百年構想リーグ」の組分けが固まって来た。明日15日正式に発表されるのだが、すでにネットではその予想が飛び交っている。
J1は、20チームを10ずつ東西に分けるのだが、千葉の昇格の結果10チームが関東に集まり、北海道・東北に1チームもないため、東が関東10チーム、西が静岡以西の10チームでまず間違いないだろう。
J2とJ3は、所属する40チームを東西南北の4地区に分ける。その地区分けのネット上の予想では、北陸(金沢と富山)を東(関東と信越)に入れるか西(関西と四国)に入れるかで分かれている。
明日の地区分け発表は、私の来年の行動を決める。
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さて、この日終わったのがもう一つ。大河ドラマ「べらぼう」。
本居宣長が登場したので驚いた。浅学の故、蔦屋重三郎が本居宣長の著作を出版していたとは知らなかった。
寛政7年:本居宣長の随筆集『玉勝間』刊行
寛政8年:『出雲国造神寿後釈』
寛政9年:蔦屋重三郎没
「古事記」「日本書紀」にあるとおり、日本の国は天皇が治めるものであって、「幕府」はそこから「大政」を委任されているに過ぎない。この論の基礎をつくり、後の明治維新に大影響を与えた大学者。そもそも、この頃「幕府」という言葉はあったのか。
松坂(現在の市名は「松阪」)の本居宣長旧宅を観に行ったことを思い出した。
<以上2004年9月19日:三重県松阪市で撮影>
もう20年以上前のことだったか。
さて、来週からの週末ネタは何にしようか・・・



